この記事では、「ガンタンク」と「ガンキャノン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガンタンク」とは?
機動戦士ガンダムのストーリーにおいてガンダムやガンキャノンのようなコアブロックシステムを採用した地球連邦軍所属の最初の機体で足はなくキャタピラで移動しますがモビルスーツと分類されています。
肩には長射程のキャノン砲を二問搭載しており、手の部分に指はなくボッブミサイルという連続発射できる四連装のミサイルが装備されています。
パイロットはリュウ・ホセイとハヤト・コバヤシで、後半からはひとりでも操縦できるようになりました。
なお、宇宙空間においても一応の戦闘は可能です。
「ガンキャノン」とは?
機動戦士ガンダムのストーリーにおいて連邦軍に所属するモビルスーツで小型戦闘機であるコアファイターを変形させてコクピットとするコアブロックシステムを搭載するところはガンダム、ガンタンクと共通です。
肩にはやや短めで口径の大きなキャノン砲を二門搭載しており、手足があるところがガンタンクとの違いで、ガンダムのものとも異なる専用のビームライフルを装備します。
パイロットはカイ・シデンです。
「ガンタンク」と「ガンキャノン」の外見の違い
ガンタンク青いボディーでは足にあたる無限軌道になっており、キャノン砲がより長く、手首に当たる部分が四門のミサイル発射管になっていて、頭部コクピットは透明なキャノピーになっており、砲手が操縦していましたが、後に頭部コクピットにおいて操縦も行えるようになっています。
ガンキャノンは白い顔に朱色に近い赤のボディとなっており、手足のある人型のモビルスーツとなっています。
コクピットは胸にありコアファイターに乗り込む形になります。
背中には推進機がつけられており、宇宙での戦闘も前提に開発されています。
「ガンタンク」と「ガンキャノン」の性能の違い
ガンタンクは火薬式の武装が多い反面ビーム兵器を搭載できないのですが、ザクや戦闘機と闘う分にはガンダムやガンキャノンのサポートもあり、さほど問題ありませんでした。
盾は装備できず、宇宙での機動性も低いことからザクレロというモビルアーマーと戦ったときは大ダメージを受けています。
ガンキャノンは肩のキャノン砲は火薬式ですが、作中では連射も効きザクや戦闘機相手には圧倒的に有利でした。
さらに強力なビームライフルも持っておりモビルスーツ相手ではガンタンクより優位とも言えます。
また、手足を利用して巨大な岩を投げつけることも可能で、腹ばいの姿勢から肩のキャノンを撃つなど四肢のあるモビルスーツならではのアクションも見られました。
なお、後の作品ではガンキャノンの派生機はいくつか実戦投入されていますが、ガンタンクは量産型と戦車に近いガンタンクII以降は直接の派生機は廃れていっています。
まとめ
ガンタンクとガンキャノンは比較的近い時期のモビルスーツですが、モビルスーツとしてより完成度が高くビーム兵器を持っているのがガンキャノンです。
ただしガンタンクは火力が高かったため、十分に活躍できました。