ネット上で見かけるスラング「キタコレ」とはどういう意味があり、どういった使い方をされているのでしょうか? この記事では、「キタコレ」の意味について分かりやすく説明していきます。
「キタコレ」の意味とは?
「キタコレ」とは、自分が期待していた展開、もしくは期待されていたことが現実になったときの「喜び」や「テンションの高まり」を表すネットスラングです。
「キタコレ」の由来とは?
「(期待していたことなどが)来たよ、これを待っていた」が略されて「キタコレ」となったようです。
「来た」に関しては、1980年代から1990年代にかけて放送されていた目薬「サンテFX」のCM中に、俳優の「織田裕二」が「きたぁーーーーーー!」と叫ぶシーンが流行りました。
そのフレーズがそのまま「テンションの高まり」を表すネットスラングとして、「キターーーーー!」や「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」として多用されるようになりました。
「2011年ギャル流行語大賞」では10位にランクインしています。
一時期に比べて見かける機会は減りましたが、今でも一部で使用されているようです。
「キタコレ」の使い方
何か期待していたことが現実になったときの「喜び」や「テンションの高まり」を表現するときに使用されています。
そこから派生して、「自分や世間にとって喜ばしいことが起きたとき」や単に「テンションが上がったとき」などにも使用されています。
「キタコレ」をローマ字表記にして「kitakore」にし、頭文字をとって略した「ktkr」のかたちで使用されていることも多いようです。
また、下記のように顔文字と組み合わせた使い方もあります。
・キタ(・∀・)コレ
・(゚∀゚)ktkr!!
・|ョ゚Д゚ ))キタコレ
「キタコレ」のように、頭文字をとって略されるネットスラング
「キタコレ」が「ktkr」と略されるように、同じく頭文字をとって略されるネットスラングがあります。
・「wktk」:期待に胸を躍らせている様子を表すネットスラング「ワクテカワクテカ」の略語です。
・「ggrks」:「人に質問する前に自分で(グーグルなどの検索エンジンを使って)調べろ」という意味の「ググれカス」の略語です。
・「kwsk」:「その情報について、もっと詳しく教えてくれ」というニュアンスの「詳しく」の略語です。
「キタコレ」を使った例文
・『待ちに待った映画の最新情報キタコレ!!』
・『これぞ千載一遇のチャンス!キタコレ!!』
・『俳優Aと女優Bの結婚キタコレ!!』
・『最近話題になっているラーメンを今から食います!ktkr!!』
まとめ
「キタコレ」とは、自分が期待していた展開、もしくは期待されていたことが現実になったときの「喜び」や「テンションの高まり」を表すネットスラングです。
「キタコレ」を略した「ktkr」のかたちで使用されていることも多いようです。
先述の意味に加えて、単に「テンションが上がったとき」などにも使用されています。