映画の中には「クソ映画」と呼ばれるものがあります。
具体的にはどのような映画を指すのでしょうか。
今回は、「クソ映画」の意味と関連用語について解説します。
「クソ映画」とは?意味
「クソ映画」とは、「何の意味もなく見る価値の無いクソのような映画」を意味するスラングです。
「クソ映画」の概要
1年間に世界で製作される映画の本数はインディーズや自主制作も含めると約1万本です。
映画は芸術や文化として扱われていますが出来栄えはさまざまで歴史に残る名作からひどい駄作までいいろいろな映画が製作されています。
映画の中でも特に出来が悪い作品は「クソ映画」と呼ばれます。
「クソ」というのは最大級の侮蔑表現であり「無価値」「無意味」といったような存在すら否定する罵倒表現です。
「クソ映画」と呼ばれるのはただ単に出来が悪いだけでなく「見てしまったことを公開するほどひどい映画」です。
デイが悪い映画を見た後は「金を返せ」と言いたくなりますが「クソ映画」は金だけでなく見た時間を返してほしい、さらには見たという事実を消してほしいとまで思うほどひどい出来栄えです。
「クソ映画」と一口に言っても種類はさまざまです。
脚本や演技など単純にクオリティが低く見るに堪えない映画が代表的ですがその他にも倫理観に外れている映画や悪ふざけがすぎる映画、脚本が破綻していて理解できない映画や撮影技術が未熟で見ていると気分が悪くなる映画などいろいろな「クソ映画」が存在します。
映画製作というのはそれなりの資金が必要で多くの人が関わる一大プロジェクトです。
政策から完成に至るまでには多くの人の目にふれチェックされているはずなのになぜ「クソ映画」ができてしまうのは映画会の構造が大きく影響しています。
スタッフやキャストが実力でなく人脈で選ばれる、品質よりも納期が優先される、不十分な予算で製作を強いられる、制作側と観客側で意識にズレがあるなど映画会が長年かけても解決できないさまざまな構造的理由により誰も望まない「クソ映画」が完成してしまいます。
「クソ映画」の多くは観客動員も少なく赤字ですが、中には大ヒット映画でありながら「クソ映画」呼ばわりされる作品も存在します。
「宇宙空間で隕石が炎を上げて燃えている」「一刻も早く脱出しなければいけないのに恋人に電話をかけて愛を告白している」「ラストが夢オチ」などヒット作でありながら描写や演出のおかしさから「クソ映画」として扱われている作品は少なくありません。
「クソ映画」の言葉の使い方や使われ方
・『久しぶりに映画を見たがクソ映画だった』
・『深夜に放送される映画はクソ映画が多い』
・『あえてクソ映画ばかり見る映画マニアも存在する』
・『クソ映画ばかり撮るのになぜか仕事が耐えない監督』
「クソ映画」の類語や言いかえ
・最低映画
「これ以上下はないほど最低の映画」を意味する言葉です。
一般的にはクオリティの低さではなく題材のひどさや演出の下劣さを指しており一部に熱狂的なマニアを抱えています。
まとめ
映画マニアの間では当たり前のように使われている「クソ映画」ですが、あなたが「クソ映画」だと思う映画にもファンが居るということを意識しておきましょう。
素晴らしい映画なのに無知や無教養によって「クソ映画」扱いされている映画もあるので、まずは先入観を持たず公平な視点で映画を鑑賞してください。
