この記事では、「ゲルググ」と「シャア専用ゲルググ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゲルググ」とは?
MS-14という形式番号の一年戦争時においてジオン軍が最後に量産した重モビルスーツでビームライフルとビームナギナタというビーム兵器を持ち、ドムよりはややスリムに作られているものの推進機の数はあまり代わっておらず高機動な機体に仕上がっています。
非常に大型なシールドが装備されビームの斬撃兵器はなぎなたと呼称されていますが上下両方からビームの刃を出すことが可能です。
背中にビームナギナタとシールドを接続することが可能です。
ゲルググそのものは1年戦争末期製造のもののためか戦場に出ないまま眠った機体も多く、推進力や攻撃力を大幅に強化したリゲルグへと大改修を受けたものや地球で使われたものなどがありました。
「シャア専用ゲルググ」とは?
MS-14Sと、シャア専用ザクのMS-06Sと同等の命名ルールが付いていることからノーマルのゲルググと比べて高性能化されているとも思われますが、単なる指揮官用の先行配備機であってザクとシャア専用ザクほどの差はないのではと見られています。
設定上はキャノンパックや高機動パックなど様々なバックパックが装備可能でしたが装備されていません。
ただしビームライフル自態が先行配備の時点では希少な兵器だったとの見方もあります。
「ゲルググ」と「シャア専用ゲルググ」の外見の違い
ゲルググはグレー寄りのグリーンと暗めのグリーンのツートンカラーでグレーが足底や膝に配されたカラーリングなのに対してシャア専用ゲルググはピンク系の手足や顔に赤い胴体でグレーが足底や膝に配されたカラーリングになっており、頭部に角が生えているのがシャア専用ゲルググの特徴になっています。
武装などは変化がなく推進機などもアニメでは同等ですが、プラモデルのマスターグレードVer2. 0では足の推進機の上部がシャア専用ゲルググのみ赤で塗られており、チューンアップの可能性も見られます。
ただし外観そのものが変わるほどの変化はありません。
「ゲルググ」と「シャア専用ゲルググ」の性能の違い
「ゲルググ」がもともと強力な機体だっただけに「シャア専用ゲルググ」との性能の差は殆どないものと考えられています。
明らかなのはツノの装備による通信機能の差程度とも言えます。
シャア専用装備も用意はされませんでした。
まとめ
「ゲルググ」と「シャア専用ゲルググ」は塗装以外の違いが非常に小さい二機で、機動戦士ガンダムZZではなぜかシャア専用ゲルググと同じ色のゲルググが砂漠で戦っていたこともあります。
シャア専用ザクの3倍の速さというような伝説がなくゲルググはあまり活躍する間もなくシャアはジオングに乗り換えたこともあり、ゲルググ自体もやや地味なモビルスーツとなっており、映像作品で直系の後継機がなかなか登場しない機体でもあります。