「シャトルバス」と「送迎バス」の違いとは?分かりやすく解釈

「シャトルバス」と「送迎バス」の違い違い

何かお出かけをしたり、旅行に行ったりしたとき、「シャトルバス」「送迎バス」を利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。

この「シャトルバス」「送迎バス」は、実は似て非なるものです。

この記事では、「シャトルバス」「送迎バス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「シャトルバス」とは?

「シャトルバス」とは、ホテルと空港などを結んで走る近距離往復バスのことを指します。

往復するバスの様子を、“shuttle”(シャトル)、すなわち織機の杼(ひ)に例えて「シャトルバス」と呼ぶようになりました。

「杼」は、織機の付属用具の1つで端から糸を引き出しながら縦糸の間を左右にくぐらせます。

織機の杼が行ったり来たりするように、「シャトルバス」も複数の地点を繰り返し往復します。

短い間隔で特定の目的地の間を往復する運行形態のことを指して「シャトル運行」と呼ぶ場合があります。

「シャトルバス」の英訳は、“shuttle”です。


「シャトルバス」の使い方

「シャトルバス」は、ホテルと空港をつなぐものだけでなく、駅とイベント会場や観光地などをつなぐものも含まれます。

ホテル等が運営する「シャトルバス」については、宿泊客による飛行機や電車などの公共交通機関の利用を容易にすることを目的として、常時運行している場合も多いですが、臨時で運行するタイプの「シャトルバス」もあります。

臨時運行型の「シャトルバス」は、コンサートやお祭りなどのイベントがある際に、車による混雑を緩和することなどを目的として、イベントの主催者等が運営します。


「送迎バス」とは?

「送迎バス」とは、一度に複数名を送り迎えするために使用されるバスを指す表現です。

多くの場合、保育園や旅館のような施設によって運行されています。

「送迎バス」は、英語で“pickup bus”といいます。

「送迎バス」の使い方

「送迎バス」は、特定の施設によって管理されていることが多く、その施設としては、保育園や旅館、スイミングスクールなどの習い事等があげられます。

「送迎バス」の利用者は、事前にバスの運営者に申請をし、運賃を月単位や年単位で払っていることも少なくありません。

無料で運行される「無料送迎バス」については、「シャトルバス」の1つとして考えられています。

「シャトルバス」と「送迎バス」の違い

「送迎バス」は基本的に、乗客を送ることと迎えに行くことがセットになっています。

つまり、多くの場合、行きに「送迎バス」を利用した乗客は、帰りも「送迎バス」で帰ります。

そのため、「送迎バス」を利用する乗客はある程度特定されています。

それに対して、「シャトルバス」は、公共交通機関と似た側面を持つため、行きと帰りの両方で利用されるとは限りません。

例えば、駅からイベント会場へ「シャトルバス」で行って、そのまま別の経路で慣行をしながら帰るということもよくあります。

そのため、「シャトルバス」は不特定多数の人の利用が想定されています。

まとめ

具体的な運営方法によって異なりますが、「送迎バス」は、利用者が特定されていて、「送迎バス」は、不特定多数の人が利用するという違いがあります。

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