この記事では、「シャレ」と「ダジャレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シャレ」とは?
「シャレ」は、「洒落」という言葉がモチーフで言葉遊びによって言葉をおしゃれに着飾ることです。
この時、「シャレ」はセンスが良い言葉遊びでなければならず、誰しもが、面白いと思える言葉遊びやためになるなどの他考えさせられるなどプラスに働く言葉遊びでなければ「シャレ」は成立しません。
その為、プラスにならない「シャレ」については、「シャレにならない」という言葉が存在しており、この言葉を用いれば全くセンスが良い言葉遊びではないと言い切れます。
「ダジャレ」とは?
「ダジャレ」は言葉遊びによって言葉を着飾り面白おかしく例える様です。
ただ、「ダジャレ」は、「ダメなシャレ」であるため、本人のみが面白いと思っている可能性の方が高いです。
その為、「ダジャレ」は、プラスにならない「シャレ」であると言われており、言ってしまえば面白みに欠けており、言葉遊びとしての考えは浅く、かつ、ためにすらなりません。
いわゆる、どうしようもない言葉遊びが、「ダジャレ」になります。
「シャレ」と「ダジャレ」の違い
「シャレ」と「ダジャレ」の違いですが、「シャレ」を面白い冗談のようなものであると定義した場合、「ダジャレ」は、誰が聞いても面白くない物です。
そして、「シャレ」は教養がある言葉遊びであると定義した場合も同様に、「ダジャレ」は教養がなく、無駄であることが多い物になります。
つまりは、「シャレ」は言葉遊びにおいては教養があり、面白く、かつ、ああなるほどと考えさせられるような存在であるに対して、「ダジャレ」側は全く面白みに欠けており、考えさせられる要素はなく、なるほどと思える要素すらない「シャレ」の欠陥であると言えます。
その為、違いについては、「ダジャレ」は「シャレ」の欠陥であるという違いです。
まとめ
「シャレ」と聞くと何か面白いことをイメージしますが、実は「シャレ」は面白いことの要素以外にも意味があり、考えさせられる内容であることの他聞いた人物のためになることであるという要素も含まれています。
その為、落語などの「シャレ」は、教養があることの他、面白いことに考えさせられることがあるのはそのためです。
逆に、「ダジャレ」はと言うと、落語においては、「シャレ」の欠陥であるともいわれており、面白くないこと、の他、教養がないこと考えさせられる部分がないことがあり、言ってしまえば単純につまらないことになります。
「ダジャレ」のダは駄目という言葉からきていますので、面白いや考えさせられるの他自分の知識になるというようなプラスのことは一切排除されており、マイナス面がないと成立しないというわけです。
逆を返せば、「シャレ」という完成されたものがあるからこそ生まれるのが失敗作である「ダジャレ」であるため、両者は互いに相反する関係であり続けるわけです。