「ジュリメール」
このジュリメールという言葉には、2つの解釈があります。
1つは単にそのようなメールだという意味で、もう1つは「復縁を求める内容の」そのようなメールだという意味です。
主に使われている方の意味は後者で、この言葉を聞いたり、見掛けた時には、まずそちらだと判断していいでしょう。
「ジュリメール」の意味
ジュリメールとは、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」に登場するジュリエットのセリフのようなメールを指す言葉です。
とても甘ったるい表現ばかりで、人前ではとても口に出せないような内容だと考えてください。
ですが、それは上に挙げた1つ目の解釈で、そのような内容で、且つ復縁を迫る内容のメールが、実際に使われている「ジュリメール」の意味だと考えてください。
「ジュリメール」の類語と解釈
ジュリメールは、「ジュリエット」が語源のように、女性から男性に出すメールです。
その逆に、男性から女性に対して(復縁の願望から)出す同様の内容のメールのことを、「ロミオメール」と呼んでいます。
こちらも「ロミオのセリフのようなメール」という意味で、類義語であると同時に、反対語だと言うこともできます。
「ジュリメール」の言葉の使い方
ジュリメールは、基本的にそのようなメールが届いた男性側が使う言葉です。
送った側の女性が自ら「ジュリメールを送った」と使うこともありますが、多くの場合で送った方としては、そのメールがそのように呼ばれるとは考えていないことも多いので、届いた側が使うことがほとんどだと考えていいでしょう。
また、男性に対して送った内容を聞いた女性側の友人などが、「それはジュリメールではないか」と指摘して使うこともあります。
「ジュリメール」を使った例文・解釈
ジュリメールを使った例文です。
未練の内容が、とても人前では言えないような表現で綴られている為、送られた方も困ってしまうことが多いのが特徴です。
「ジュリメール」の例文1
「先週別れた元カノから、すごい内容のジュリメールが送られてきた」
ジュリメールという言葉が使われるいい例だと言える例文です。
ジュリメールは、吹き出してしまうような内容のこともある為、返事を出すとしても、その内容や表現に困ってしまいます。
ジュリメールには基本的には返事はせずに、スルーしてしまうのが一番だと言えるでしょう。
「ジュリメール」の例文2
「ケンカ別れをしたので、ジュリメールが届くようなことはないだろう」
そのような場合でも、後からジュルメールが送られてくることもあるものです。
尚、復縁が目的ではなく、単に怨みつらみを綴った内容のメールだった場合には、このジュリメールとは呼びません。
そのような内容のメールが何通も届く時も、ジュリメールと同様に無視するに限ります。
「ジュリメール」の例文3
「ジュリメールに下手に返信してしまった所為で、また会うことになってしまった」
ジュリメールは、その相手に未練がないのであれば、無視してしまった方が賢明だと言えるでしょう。
何通も届く場合でも、下手に返事をしてしまうと、色々と面倒なことにもなりかねません。
あまりにしつこい場合には、メールアドレスを変えてしまうことも考えてみましょう。
「ジュリメール」の例文4
「前に別れた彼女から届いたジュリメールをSNSで公開したら、大反響だった」
ジュリメール(または、ロミオメール)は、届いた方が面白がって、このようにネット上に晒してしまうということが行われる場合があります。
当然ですが、とてもいい趣味とは言えないので、そんなことはしないに限ります。
また、晒されたことで、それに怒った相手から次々とメールが送られてくることも考えられるので、決してこんなことは行ってはいけません。