ネットで見かける言葉として「スロッター」という表現があります。
ある特定の人を指す言葉のようですが具体的にはどのような意味なのでしょうか。
今回は、「スロッター」の意味と言葉の使われ方を解説します。
「スロッター」とは?意味
「スロッター」とは「パチスロにハマッている猛烈な愛好家」を意味する言葉です。
「スロッター」の概要
「スロッター」は「もっぱらパチスロを専門とするギャンブルマニア」を指すスラングの一種です。
「パチスロ」とは、「パチンコ型スロットマシン」の略称で、簡単にいえば「パチンコ店で遊べるスロットマシン」のことです。
パチンコやパチスロは三店方式などややこしいシステムはありますが一般的にはギャンブルの一種であると認識されています。
「スロッター」とはそんなパチスロにどっぷりはまってしまった人を指す言葉です。
もともとのニュアンスとしては「パチスロにハマッて抜けられない依存している者」というギャンブル中毒に近い意味合いを含む言葉でしたが、パチスロ人気が高まりファンが増えるにつれてシンプルにパチスロが好きな人、好む人という意味で使われるケースも増えており「スロッター」の意味する範囲はかなり広いものになっています。
パチスロは1964年に最初の台が設置されますがその後はパチンコに主役の座を奪われ人気はいまいちでした。
「スロッター」と呼ばれる熱心なパチスロ愛好家が誕生するのは2000年代に入ってからです。
当時のパチスロ機は「ビッグボーナスや連チャン制などの採用によるギャンブル性の増大」「液晶による派手で楽しめる演出」「キャラクターを採用したストーリー性のあるゲーム性」などの複合的な要因によって空前のブームとなっていました。
パチスロの歴史を変えたと言われる伝説的な名機となる「北斗の拳」が大人気となったのもこの頃です。
当時はパチンコ店でありながらほぼすべての台がパチスロに入れ替えられる程のパチスロブームでした。
そのような時代に誕生した言葉が熱狂的なパチスロの愛好家を意味する「スロッター」です。
由来は諸説ありますがパチンコ・パチスロ雑誌がそう名づけたのがきっかけだという説が有力です。
「スロッター」の言葉の使い方や使われ方
・毎日パチスロ通いしていれば立派なスロッターだ。
・スロッターは研究派と実践派に別れる。
・開店前から並んでいたスロッターの間でトラブルが起きる。
・スロッターから足を洗ってちゃんとした仕事を探しなさい。
「スロッター」の類語や言いかえ
・スロプロ
パチスロで生計を立てている人を指す言葉です。
パチンコのパチプロに対してスロットの場合は「スロプロ」と呼ばれます。
プロと言っても資格や試験などは無く通称としてそう呼ばれているだけです。
正式に認められた職業ではなく単なるギャンブラーです。
「スロッター」の中でもパチスロを主な収入源にしている人に対して使える表現です。
・打ち手
「パチスロを打つ人、プレイヤー」を指す表現です。
将棋の「指し手」と同じようにパチスロを打つ人全般に使える表現です。
熱狂的なニュアンスはありませんが、広く一般に「パチスロをする人」という意味で使われる「スロッター」とほぼ同じ意味合いです。
・スロオタ
「パチスロオタク」の略語です。
主に研究や分析にハマるタイプのパチスロファンを指します。
まとめ
パチスロをプレイしない人にはほぼ無縁の「スロッター」ですが、言葉として目にする機会が意外と多いことを考えると知っておいて損のない言葉です。
この機会に正しい意味を理解しておきましょう。