この記事では、「セールスポイント」と「自己pr」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セールスポイント」とは?
「セールスポイント」には2つの意味があります。
一つは、商品を販売する際に、客に対して特に売り込みできる商品の特徴です。
ある飲食店では、500種類ものドリンクメニューを用意しています。
一般的な飲食店で、これほどまでのドリンクはそろえていないことでしょう。
他にはない特徴で、この店を売り込むために客に伝えられるポイントだといえます。
この場合は「豊富なドリンクメニューがセールスポイント」ということができます。
遊びながら学べる学習機器があります。
この製品は、人気キャラクターを起用しています。
学習機器は、コンテンツ数が少なく、すぐに遊び終わってしまうことが珍しくありませんが、この製品はコンテンツ数が多く、1年以上遊ぶことができます。
客に強調できる点は、人気キャラクターを起用していることと、長く遊べることです。
これらの特徴は「セールスポイント」といえます。
もう一つの意味は、相手に信用されたり、認められたりするための長所です。
主に人についていいます。
選挙に立候補した若い人がいたとします。
この人は、若さを長所に立候補しました。
この場合は「若さをセールスポイントに立候補する」ということができます。
「セールスポイント」の使い方
売り込むべき特徴といった意味で使用をします。
主に商品や人について使用されています。
「自己pr」とは?
自分をいかに売り込むか、よい点をアピールすることです。
就職活動の際に行われるものを指しています。
就職活動の際には、企業に自分のよいところを知ってもらうことが大切です。
魅力的な人だと思ってもらえることで、採用してもらえる可能性が高くなります。
面接や履歴書などでは、趣味や特技だけでなく、これまでどういったことをしてきたのか、何ができるのかなども伝えていきます。
これら伝える内容は、企業に自分を売り込むためのものです。
このとき、よい点を伝えて、悪い点は伝えません。
自分のよい点を企業に対して伝える行為が「自己pr」です。
「自己pr」の使い方
就職活動の際に使用される言葉です。
それ以外の場面では、自分を紹介するときに使用されます。
「セールスポイント」と「自己pr」の違い
どちらの言葉にも、「よい点」といった意味合いがありますが、同じ意味ではありません。
前者の言葉は、商品や人などの強調できる特徴という意味です。
特徴という意味で、説明するなどの行為を指しているのではありません。
後者の言葉は、自分のよい点を伝えることを意味しています。
人のことだけに使用します。
「セールスポイント」の例文
・『この玩具のセールスポイント』
「自己pr」の例文
・『自己prをはじめてください』
まとめ
よい点という意味合いを持つ2つの言葉ですが、使われる場面に違いがあります。