硬さや丈夫さをアピールする言葉やフレーズは少なからずあります。
その中でもよく見かける印象的な言いまわしと言えば、「ゾウが踏んでも壊れない」ですが、これも元ネタのある言葉です。
この記事では、「ゾウが踏んでも壊れない」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ゾウが踏んでも壊れない」とは?意味
「ゾウが踏んでも壊れない」は頑丈さをアピールする言葉です。
頑丈さを宣伝するために、わざと傷つけるような行動をしても大丈夫とアピールするのは常套手段であり、「ゾウが踏んでも壊れない」もその一つになります。
何トンもの体重があるゾウが足で踏みつけても壊れることがないというのは、大きなインパクトがありますし、一時期流行した言いまわしでもあるので、硬さのアピールとして現代でも使われ続ける言葉です。
「ゾウが踏んでも壊れない」の概要
「ゾウが踏んでも壊れない」は1967年に発売された、アーム筆入れという筆箱のCMから来ています。
実際にゾウが筆箱を踏んでも壊れていない映像が流れ、その後に流れるキャッチコピーが「ゾウが踏んでも壊れない」です。
CMのインパクトから子供は勿論大人にも、このキャッチコピーは広まりました。
ただし比較的小柄なゾウであったこと、象の足は面積が広く荷重が分散されることから、ゾウが踏んでも圧力は意外とかかっておらず、子供が全力で飛び乗ったら「ゾウが踏んでも壊れない」はずの筆箱が壊れたという事件も多発しました。
「ゾウが踏んでも壊れない」の言葉の使い方や使われ方
・「『ゾウが踏んでも壊れない』くらい硬い金属」
「ゾウが踏んでも壊れない」は金属や商品の硬さをアピールする場合に使われます。
ゾウと言えば大きく体重の重い動物の代名詞とも言えるので、とても硬い事をイメージさせやすい言いまわしです。
・「ビンの蓋が『ゾウが踏んでも壊れない』くらい固くて開かない」
一種のスラングとしては、このように誇張表現としても使われます。
字面からイメージされる硬さから使われているので、圧力に対する硬さ以外に対しても「ゾウが踏んでも壊れない」と表現されることも多いです。
「ゾウが踏んでも壊れない」の類語や言いかえ慣用句としての「ゾウが踏んでも壊れない」は「傷一つつかない」や「ビクともしない」などが類語になります。
慣用句以外では「頑丈な」「堅牢な」と言った、硬さを表現する言葉が言い換えとして使用できるでしょう。
硬さや丈夫さを表現する単語や言いまわしは多く存在するで、場面に合わせた言い換えもしやすいはずです。
まとめ
「ゾウが踏んでも壊れない」は1960年代に生まれてから、定着し愛用されている言いまわしです。
それだけに細部を変えたり、元ネタも意識せず使われたり、誇張表現として使われることも多くあります。
硬いさまや丈夫なさまを強調したいなら、「ゾウが踏んでも壊れない」という言いまわしを使ってみましょう。