この記事では、「ゾッとする」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ゾッとする」とは?意味
「ゾッとする」は、得体のしれない物に対して恐怖を抱くことで、不気味やブサイクであることの他に、美しい場合も「ゾッとする」とよび、通常ではない物に対して恐怖をしたという意味になります。
その為、あまりにも美人で「ゾッとする」という言い回しは実は褒め言葉ではなく、人間じゃあないから美しく見え恐怖するという意味になるのです。
「ゾッとする」の概要
「ゾッとする」という言葉は、実は恐ろしいことを意味する言葉だ、という認識が強いのですが、実はそうではなく、もう一つの意味があります。
ゾッとは、実は面白いという言葉の意味を持っており、「ゾッとする」はお面白いことをするという意味を持つ言葉です。
では、何故、恐怖を表す言葉の方が強くなったかは、面白いと思えた出来事が実は恐怖に関するものが多く、歴史書物においては恐怖体験が文学になり見世物になり伝わったことから、次第に「ゾッとする」=面白いことをするから、恐怖を体験するに変化しました。
「ゾッとする」の言葉の使い方や使われ方
「ゾッとする」は、今現在においては恐怖を覚えたことを意味し、恐怖を覚えたことを周囲に述べる際に使用します。
しかし、昔の「ゾッとする」は面白いことを自らが行うことなので一芸を周囲に見せるという意味で使用します。
「ゾッとする」を使った例文
・『ゾッとするほどの美しさ』
この例は、実は相手の要望を褒めているようで実は褒めていません。
何故なら、「ゾッとする」は恐怖を覚えることなので相手の美しさは人間ではないと言い切っています。
また、昔の意味の「ゾッとする」だと面白いことをする美しさという意味になり、まったくと言ってよいほど褒め言葉として成立しないです。
・『ゾッとするほどの恐怖体験』
この例は、身の毛もよだつほどの恐怖を体験したという例です。
「ゾッとする」は得体が知れないが故恐怖することであるため、この例は身の毛がよだつほどの狂をしたという例になります。
まとめ
「ゾッとする」は、以外かと思われるでしょうが、実は昔においては「ゾッと」という言葉は、面白いことを意味し、「ゾッとしない」は面白くないという意味になるのです。
では、何故昔は、「ゾッと」が面白いことを意味したかですが、昔の娯楽が恐怖体験だったが故、「ゾッとする」=恐怖体験をすることが面白い、とありいつしか恐怖体験をすることに置き換わったのです。
その為、今現在においては、「ゾッとする」は恐怖を体験することになり、「ゾッとする美貌」という言葉は実は褒め言葉でもなんでもなく、相手側が化け物であると述べておりとても失礼に当たります。
無論、自分が化け物のようであると言われて喜ぶ人物もおりますので、皆が皆、「ゾッとする美貌」と言われると怒りをあらわにしないかもしれませんが、言葉としてはあまりふさわしい言葉ではありません。