この記事では、「タカラダニ」と「マダニ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タカラダニ」とは?
「タカラダニ」とは、「ダニ目ケダニ亜目タカラダニ科アナタカラダニ属に分類される体長0. 3~2.0mmの赤色のダニ」のことです。
「タカラダニ」は鮮やかな赤色をしているので気持ち悪いと感じる人もいますが、人を刺したり感染症を媒介することはまずありません。
「タカラダニ」の幼虫はセミ・アブラムシ・バッタなどに寄生しますが、子供が捕まえたセミの体に赤い小さな虫が付いているとお金持ちになれると信じていたことが名前の由来とされます。
また「タカラダニ」は、住宅のベランダなどのコンクリート表面で大量発生しやすい生態を持ちます。
「マダニ」とは?
「マダニ」とは、「ダニ目マダニ亜目マダニ科に分類される体長3. 0~4. 0mmの大型で人にとって有害なダニ」のことです。
「マダニ」は、「屋外の山野・森林の草むらなどに生息し、人を含む動物に寄生して皮膚を噛み切ることで吸血するダニ」なのです。
吸血して血液を溜め込むと、体長が10mm以上まで大きく膨れ上がります。
「マダニ」は、「ライム病・重症熱性血小板減少症候群・Q熱」などのさまざまな感染症を媒介する危険なダニとして知られています。
「タカラダニ」と「マダニ」の違い!
「タカラダニ」と「マダニ」の違いを、分かりやすく解説します。
「タカラダニ」と「マダニ」の分かりやすい違いは、「タカラダニ」は鮮やかな赤色・橙色をしていて目立つが、「マダニ」は黒色・褐色の地味な色をしているということです。
また体長0. 3~2.0mmの「タカラダニ」よりも、体長3. 0~4.0mmの「マダニ」のほうが体が大きい違いがあります。
「マダニ」はハーラー器官で動物を探し当てて寄生・吸血して時に危険な感染症を媒介しますが、「タカラダニ」は人を刺したり吸血したり(感染症を媒介したり)する害が確認されていないという違いも指摘できます。
さらに「マダニ」は自然の山林・草原などに生息していることが多いのですが、「タカラダニ」のほうはコンクリート表面などの人工的環境で繁殖しやすい違いもあります。
まとめ
「タカラダニ」と「マダニ」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「タカラダニ」とは「クモ綱ダニ目ケダニ亜目タカラダニ科アナタカラダニ属に分類される体長0. 3~2.0mmの赤色のダニ」を意味していて、「マダニ」は「クモ綱ダニ目マダニ亜目マダニ科に分類される体長3.0~4.0mmの動物から吸血して寄生するダニ」を意味している違いがあります。
「タカラダニ」と「マダニ」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。