「ダイヤモンド」と「プラチナ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ダイヤモンド」と「プラチナ」の違いとは?違い

古代から絶えず人々を魅了してきた美しいものに、金や銀の貴金属、ダイヤモンドなどの宝石があります。

貴重でなかなか手に入らないことから「プラチナチケット」という言葉も生まれました。

多くの宝飾品の中でも、婚約指輪や普段使いのアクセサリーなど、特に人気が高いのは「ダイヤモンド」「プラチナ」です。

この二つの違いはなんでしょうか。

どちらが高価なのでしょうか。

この記事では、「ダイヤモンド」「プラチナ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ダイヤモンド」とは?

「宝石の王様」と言われ、世界中で愛されてきました。

「ダイアモンド」「ダイヤ」「金剛石」と言われるときもあります。

炭素だけからなる鉱物で、最も固い物質です。

数ミリから数センチの結晶または破片の形で産出し、ふつう正八面体です。

純粋なものは無色透明ですが、青・黄・紅・緑・褐・黒色などのカラーダイヤモンドもあります。

光沢は極めて美しく、光に対する屈折率が大きいという特徴があります。

宝石のほか、工業用として研磨材・切削工具などに利用されます。

人工的に合成されるものもあります。

多くはオーストラリア・ロシア・南アフリカなどの特殊火山岩中から産出しています。


「プラチナ」とは?

レアメタルと呼ばれる希少金属の一つで、白金(はつきん)のことです。

金と比べても採掘量が年間20分の1程度で、とても希少性の高い貴金属です。

「プラチナ」は、スペイン語が語源です。

白い光沢(銀色)を持っています。

化学的に非常に安定しているため加工がしやすく、装飾品に多く利用されていますが、触媒としても自動車の排ガスの浄化をはじめ多方面で使用されています。

酸に対して強い耐食性を示し、金と同じく王水以外には溶けません。

なお、同じく装飾品として使われるホワイトゴールド(白色金)は金をベースとした合金であり、単体である白金(プラチナ)とは異なります。

現在、プラチナは南アフリカ共和国、ロシア、ジンバブエ、北米のほぼ4カ所で採掘されています。

日本は世界最大規模のプラチナ消費国で、婚約指輪は92%、結婚指輪では82%をプラチナが占めています。


「ダイヤモンド」と「プラチナ」の違い

それでは「ダイヤモンド」「プラチナ」の違いを、改めて整理してみましょう。

まず「ダイヤモンド」「宝石」で、「プラチナ」「貴金属」です。

どちらが高価かなのかに興味を持つ人もいるかもしれませんが、分類されるカテゴリーが異なるので本来は比較ができません。

しかし、世に出回っている数の少なさ(希少性)を基準にするならば、「プラチナ」「ダイヤモンド」よりも産出量が少なく、希少性が高いと言えるでしょう。

まとめ

この記事では「ダイヤモンド」「プラチナ」の違いをみてきました。

どちらも「希少価値が高い高級品」ですが、「貴金属と宝石」という明確な違がいがあります。

共通しているのは、いずれも品質によって価値や値段が大きく変わるという点です。

正しく理解して間違えないようにしましょう。

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