この記事では、「ディーラー」と「販売店」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ディーラー」とは?
トランプの親や札(カード)の配り手という意味合いがあり、カジノのディーラーはこちらの意味を持ちます。
販売店と比較して考える場合、自動車メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店のことです。
特定のメーカーと契約を結ぶため、他社の自動車を販売することはありません。
サービスレベルが全国で統一されている点が大きなメリットですが、2300万円を越すスポーツカー・ホンダNSXを扱うディーラーは一部に限られており、超高級車の取り扱いに関してはサービスレベルが統一できるとまでは言えないかもしれません。
なお、現在はほぼディーラーはメーカーごとにひとつに統一されていますが、かつてはひとつの自動車会社が3つ以上ディーラーを持っており、販売する車種が限定されており、トヨタのノアとヴォクシーは別の店でないと買えないというシステムになっていました。
なお、ディーラー系の中古車販売店もあり、そのメーカーの中古車のみ扱うためサービスレベルの高さがメリットとなっています。
「販売店」とは?
商品やサービスを販売している店を指し、自動車販売店だけでなく中古車販売店、農協の販売店、新聞販売店などの言葉かあります。
どちらかと言うと特約店的な取り扱いメーカーを絞ったケースも多くなっています。
自動車ディーラーの世界で見た販売店はサブディーラーとも呼ばれ、地域経営に近い小規模なものが多く、「全メーカー新車販売」という触れ込みをしているところがサブディーラーにあたる販売店です。
あらゆるメーカーの車を比較できる点が大きなメリットですが、絶対数が少ないこと、整備等のアフターサービスのレベルが店によってまちまちという面がデメリットに繋がります。
どちらかと言うと中古車販売店のほうが数が多いと言えるでしょう。
「ディーラー」と「販売店」の違い
「ディーラー」と「販売店」の違いを、分かりやすく解説します。
自動車販売店としてみた場合のディーラーは自動車メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店のことを指し、ディーラーオプションの設定などが自由に行え、メンテナンスなどのサービスレベルが高いことがメリットですが同一メーカーの車しか選べない点がデメリットとなっています。
自動車販売店としてみたディーラーではない販売店はサブディーラーとも呼ばれ、特殊な例外を除いて全メーカーの新車を選ぶことができるというメリットがあります。
車検などができる工場を併設しているケースも見られますが、数自体が少なく、整備などは購入した車種のメーカーの一般ディーラーを使うことも考えるのが一般的です。
まとめ
自動車販売店としてみた「ディーラー」と「販売店」は取扱車種がメーカーの範囲を超えているかどうかが大きな違いとなっています。
試乗が行える車は一つの店における取扱車種とディーラーのネットワークの広さからディーラーの方が多いと言えます。