この記事では、スラング用語の「ドヤラー」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ドヤラー」とは?意味
得意な顔してノートパソコンを片手で抱えるようにして持つ人を「ドヤラー」と言います。
パソコン持って街を颯爽と歩いてスターバックスに行き、“Macbook”(マックブック)をおもむろに広げてキーボードを打ち、コーヒーを楽しみながら仕事をするのです。
そのときの顔はとても得意げであり、自分はパソコンのことなら何でも知っているようなドヤ顔しながらキーを打つことをドヤリングとも呼びます。
言葉の由来としては、関西弁で得意げな顔を「ドヤ顔」と言いますが、その言葉が若者に受けて掲示板では「ドヤラー」と変化して使われるようになりました。
「ドヤラー」の概要
関西出身の芸人がよく「どやっ」と胸を張ってどや顔するところから「ドヤラー」という言葉が生まれ、パソコンを得意げに打つ人を指す言葉として掲示板で定着していきます。
この言葉が広まったきっかけは、2006年に開催された「M-1グランプリ」であり、芸人のフットボールアワー後藤に対し、ダウンタウンの筋肉を鍛える松本人志が言い放ちます。
その言葉を掲示板ではスターバックスで使い慣れていないと扱いが難しいパソコンを器用に使いこなす人を指す言葉として使われるようになったのです。
当初は決められた場所で仕事はしない遊牧民族的なノマドワーカーを茶化すように使われていましたが、パソコン一つあれば颯爽と仕事を始められる新しい働き方をする人が素敵だと褒める言葉として使われるようになりました。
「ドヤラー」の言葉の使い方や使われ方
主に、スターバックスの店内にパソコンを持ち運び、さっと電源をつけたらすぐ仕事に取りかかる人を「都会的なドヤラーだ」と羨ましい目で見ながら言います。
使うパソコンは日本人が使いやすいwindowsではなく、あえて取り扱いが難しいとされるMacbookを使い、本屋や印刷物のデザインを巧みにこなすところに優越感を抱く「ドヤラーは格好いい」と思う人に羨望の眼差しを向けるわけです。
外国人の多くが使うメーカーのパソコンを使いこなせる人は、どこか知識が豊富で都会的な感じがするところに優越感を感じているため得意な顔になっていきます。
SNSではそんな「ドヤラーを見ながらホットコーヒーを飲む」、「自分もあんなドヤラーになりたい」と思う気持ちを表します。
「ドヤラー」を使った例文(使用例)
・『熱いコーヒーをごくりと飲んでスタバに浸るドヤラーを見かけた』
・『隣に座っているドヤラーの態度がひどくて、思わずコーヒーをかけたくなった』
・『憧れていたスタバとドヤラーデビューを同じ日にやってみた』
スターバックスが好きな人はコーヒーを楽しみ、店内のお洒落な空間に浸るのが好きな人もいますが、少し行き過ぎた態度が目立つ人もいて周囲を苛立たせます。
そんな自分も憧れていた「ドヤラー」になるためデビューして楽しむ人もいるわけです。
まとめ
海外で人気のパソコンを使いこなし、これまた外資系の飲食店でコーヒーを飲むのはどこか都会的で洗礼された大人のように見えます。
いつか自分もお洒落な店でドヤラーデビューして格好よく仕事してみたいと思ったときは、さっそく行動に移してみるといいでしょう。