「ド外道」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ド外道」とは?新語・ネット用語

この記事では、「ド外道」の意味を分かりやすく説明していきます。

漫画のフレーズを、楽しく学んでいきましょう。

「ド外道」とは?意味

ド外道(どげどう)とは、非道な行いをする人のこと。

「人でなし」をあらわすフレーズです。

人の心が分からない人、えげつない行動をする人を揶揄するときに使います。

あまり良い例えでは、使われない言葉です。

「ド外道」「外道(げどう)」とは、もともと仏教から来た言葉です。

信じる心を持たない人、よこしまな気持ちを抱いている人を「外道」といいます。

また「ド」「ドけち」「ドあほ」のように、強める働きがあります。

そのため、あまのじゃくのように逆らって生きていること、反発する生き方を楽しんでいる人を「ド外道」といいます。

素直になれない、へそ曲がりな人生が「ド外道な生き方」です。


「ド外道」の概要

「ド外道」は漫画で使われるようになって、SNSに飛び火したフレーズです。

おもに少年漫画で「ド外道があ!」というセリフは使われています。

ワイルドな響きがするので、極悪人キャラの決まり文句として用いられています。

『機動戦士ガンダム』の名シーンにも「これでゲームオーバーだ。

ド外道!」
というセリフが織り交ぜられています。

なかでも「ド外道があ!」のセリフが大好きなのが、漫画家の平松伸二さんです。

平松伸二さんは、みずからを「ド外道漫画家」と名のっているくらいド外道にハマっています。

漫画の中では、道を踏み外してしまった殺人者を「ド外道」と定義しています。

人の道を外れてしまい、過ちを犯して生きている人がド外道です。

正義のヒーローがこうしたド外道者に天罰を与えている所は、読んでいてスカッとします。

聞いていてスッキリする言葉、痛快な表現がド外道です。


「ド外道」の言葉の使い方や使われ方

「ド外道」はこのように使います。

・『祝日なのに、まさかの休日出勤?このド外道が~!』
・『課長ってド外道な素ぶりもあるけど、意外と憎めないよね』
・『たい焼きはマヨネーズつけて、食べるのが好き。ド外道かな?』
「ド外道」は思いやりのない、非道な会社や人に使います。

また「邪道な・B級の」という意味合いもあるので、ちょっと変わった食べ方をする場合にも使います。

バリエーション豊かな表現です。

「ド外道」の類語や言いかえ

・ど外道
・非道
・極悪人
「ド外道」は人の道を踏み外した、極悪人のこと。

そのため間違った生き方をしているという訳の「非道」「残忍」「凶悪」などの言葉と置きかえできます。

いずれも真似したくない生き方です。

まとめ

「ド外道」の意味や使い方をおさらいしました。

「ド外道」とは、むごたらしい生き方をしている人のこと。

残忍で冷酷な人を、懲らしめたいときに使います。

もともとは仏教の言葉ですが、今では少年漫画のセリフとしてよく用いられるようになりました。

悪者を成敗したいときの決めゼリフとして大活躍しています。