「バーミーズ」と「トンキニーズ」はどちらも美しい毛並みを持つ猫であり、日本のペットショップで見ることは少ない珍しい猫です。
この記事では「バーミーズ」と「トンキニーズ」の違いについて分かりやすく説明していきたいと思います。
「バーミーズ」の特徴とは?
「バーミーズ」はつやつやとした美しい毛並みと筋肉質な体が特徴的な猫であり、1930年代にビルマ(現ミャンマー)で発見されました。
タイの古い王朝の書物にも登場しており、古い歴史を持つ猫です。
体つきは小柄ですが、肩と背中と胴体の筋肉が発達しているためがっちりとして見えます。
最も特徴的なのは美しいつやつやの毛並みで、短毛ですがさわり心地はなめらか、とてもゴージャスな印象の猫です。
色は濃い褐色のセーブル、薄いベージュのシャンパン、明るめのシルバーに近いブルー、少し暗めのシルバーグレーのプラチナの4色です。
性格はとても社交的で明るく、飼い主が話しかけると返事をしてくれます。
また、運動が大好きで筋肉質な体をつかって元気いっぱい遊びます。
「トンキニーズ」の特徴とは?
「トンキニーズ」は、ミンクのような手触りの毛を持つ猫であり、バランスの良い体つきが特徴の猫です。
比較的新しい種類の猫で、シャム猫とバーミーズ(現ミャンマー発祥)の交配で誕生したハイブリッドであり、1984年に公認されました。
「トンキニーズ」とは当時のミュージカル「南太平洋」に出てくる人種の壁を超える島をあらわす「トンカーズ」が由来とされています。
体は少し小さめですが、足としっぽが長く、筋肉質で、バランスの良い体型です。
毛の色は茶色や白が多いですが全体的に淡く、薄くシャム猫のような模様を持っている個体も存在します。
性格は好奇心旺盛で明るくやんちゃですが、甘えん坊な一面もあります。
素直で感受性豊かであり、飼い主とコミュニケーションを取ることが好きな可愛らしい猫です。
「トンキニーズ」は、日本ではあまりメジャーな種ではないですが根強い人気があり、なんといってもその毛並みのよさとバランスの良いきれいな体型が人気です。
「バーミーズ」と「トンキニーズ」の違いについて
「バーミーズ」と「トンキニーズ」は見た目の似ている猫で共通点も多いですが、はっきり異なる点も見られます。
まず「トンキニーズ」は「シャム猫」と「バーミーズ」との交配で誕生したハイブリッド猫で、その歴史はまだ浅いです。
「バーミーズ」はビルマ(現ミャンマー)発祥の猫で、その歴史は深く、タイの古い文献にもその存在が描かれているほどです。
なめらかな触り心地の毛並みはどちらも共通の特徴ですが、「バーミーズ」の毛色が4色に対して「トンキニーズ」は7色存在しています。
また「トンキニーズ」は全体的に淡い色で中にはシャム猫のような模様が薄く出ている個体も存在しています。
「バーミーズ」も「トンキニーズ」も筋肉質な体つきをしていますが、「トンキニーズ」はより足としっぽが長くバランスの取れた体つきをしています。
「バーミーズ」と「トンキニーズ」の違いのまとめ
「バーミーズ」はミャンマー原産の古い歴史を持つ毛並みと筋肉質な体が特徴の猫、「トンキニーズ」は「シャム猫」と「バーミーズ」のハイブリッドで毛並みとバランスの良い体が特徴の猫です。
日本のペットショップで見かけることはあまりありませんが、どちらも人気があって可愛らしい猫です。