この記事では、「パープリン」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「パープリン」とは?
1970年代に若者の間で流行った「パープリン」は人を馬鹿にする言葉であり、頭が悪いを「パー」と例えて、語呂がいいということで「プリン」と付け足し、一つの単語にしました。
アホかと思う人に対しては頭の横で拳を上に向けてパッと手を開きながら「パー」と言えば「あいつは頭が悪い」といかにも馬鹿でアホなことばかりしている愚か者か強調して伝えられるわけです。
子供の世界ではふざけて言い合ってみたり、間抜けな人に対しても使って面白がることがあります。
「パープリン」の概要
1976年代から流行した漫画『東大一直線』で馬鹿やアホという言葉を使うのは差別的なので悪いとして、小島よしのりが考えたのが遠まわしに比喩言葉として使いだしたのが「パープリン」でした。
この言葉なら馬鹿にはしていますが、どこか冗談のようにも聞こえますし、言われた方もさほど悩まなくてすむところが流行した理由でもあります。
本当に馬鹿だと思う人に対して使ってみたり、頭は悪くなくてもどこかそのように見えるおかしな行動してばかりいる、何を言っても言葉が通じないズレた人を対象に「パープリン」と面白半分で言うところが子供とその親に受けました。
「パープリン」の使い方や使われ方
目の前にいる人が馬鹿そうに見えるとき「お前はパープリンだな」と見下す言葉であり、半ば本気でそう思うときに伝える言葉です。
他にも人から見ると愚かな行為してばかりいるアホな人の話を取り上げたとき「あいつは本当のパープリンだ」と言ったり、「馬鹿と付き合うな」と助言するときにも使われています。
本当に頭がずれていて、おかしいと伝えられる言葉でもあり、そう聞かされた方は「用心しなければいけない」と思い、警戒するわけです。
「パープリン」を使った例文
・『また間抜けなことして、本当に驚くわ。お前はパープリンそのものだ』
・『君のやることは本当に馬鹿みたいだぞ。あきれるよ、パープリン子ちゃん』
・『またパープリンなことばかり言って。お母さんは疲れるわ。とにかく勉強しなさい』
間抜けなことした相手に「もう、頭が悪いな」という意味を込めて罵るときに使いますが、たいていは友達や家族など親しい間柄で使うのが一般的です。
馬鹿のようなことばかり言う女性に対しては「子」と付けて「パープリン子ちゃん」とかわいらしく突っ込み、相手へいかにずれているか伝えたり、子供がアホなことばかり言うときは叱る言葉としても使えるわけです。
まとめ
人に対しておかしいことを言ったり、馬鹿のように見える行動する人に対してあきれる気持ちを伝えるとともに頭が悪いという意味を込めたのが「パープリン」です。
本当に馬鹿な相手に対して使ってみたり、冗談半分で伝えれば相手と距離を縮め、交流がはかれる言葉になるでしょう。