この記事では、「ビッタビタ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ビッタビタ」とは?意味
スケートボードの技が認定される正しい型にしっかりはまっているという意味です。
“ピッタリ”という言葉に類義しているとも取れます。
寸分違わぬ繊細なトリックという言葉で解説者がフォローしました。
またスケーターがよく使う言葉で“ビタビタ”という言葉があり、板を回すトリックで、足に磁石がついているような回転してからのキャッチが早いときのことをいうときに使う言葉もあります。
ですので、技がきれいにはまる、キャッチが早い、というほめる意味で使っています。
「ビッタビタ」の概要
この言葉は東京2020オリンピックで新種目として登場したスケートボード競技のストリートで解説した瀬尻稜選手から解説中に発言された言葉です。
瀬尻稜選手自身も世界トップレベルのスケートボードの選手です。
1996年東京都生まれです。
11歳の頃からプロクラスグランドチャンピオンを史上最年少で獲得しており、その後も数々のアジア大会や世界大会で優勝しています。
日本のスケートボード界の第一人者という存在の選手です。
そんな瀬尻稜選手はNHKアナウンサーと一緒にこの競技の解説として参加しました。
飾らない言葉や癖のある解説、また選手への尊敬や優しさに人気が出ました。
「ビッタビタ」が使われた解説は掘米選手が9. 5点を叩き出した大技を決めたときに使われました。
「うぉ~やべ~、ビッタビタはめてましたねぇ」と叫びました。
スポーツの技などは正しく技ができていれば認定され点数が加算されたりしますが、認定される正しい型にしっかりはまっている、という意味です。
寸分違わぬ繊細なトリック、という言葉は瀬尻選手の隣で解説しているNHKの倉田アナウンサーがとっさに翻訳した言葉です。
倉田アナウンサーにはこの言葉の意味が瀬尻選手と主に解説をする中で、わかっていたようです。
「ビッタビタ」の言葉の使い方や使われ方
「ビッタビタ」という言葉は、とにかく技がきれいに理想的な形のままで成功する時に使われました。
この場合は選手の技に対して使われたので、「ビッタビタにはめた」という形になります。
この言葉の使用者である瀬尻選手は他にも“ゴン攻め”という流行語を発信していますが、そちらの言葉の意味としては“攻めてるっすねー”と 解説していました。
ですので、本人もどんな意味かは深く考えずに、本人たちの日常的に使っているフランクな言葉を用いて解説していたようです。
「ビッタビタ」を使った例文
・『ビッタビタにはめてましたね! なんのずれもなく』
まとめ
そもそも、スケートボードのスポーツとしての歴史が浅く、技なども口頭で伝承されてきたようなので、スケーターならではの用語がたくさんありそうです。
それをオリンピックの解説で披露してくれたので、とても話題になりました。
まだまだスケートボードが人気になってきたらいろいろな言葉が聞けそうです。