「ピラフ」と「パエリア」の違いとは?分かりやすく解釈

「ピラフ」と「パエリア」の違い違い

この記事では、「ピラフ」「パエリア」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ピラフ」とは?

「ピラフ」の発祥はトルコ料理です。

簡単に言えば、お米のままの白米をバターで炒めてからスープで炊くものとなります。

生のお米をバターを溶かしたフライパンで炒め、その後、ブイヨンなどのスープと一緒に炊き上げ完成です。

具材は、玉ねぎやニンジンのみじん切りやコーンなどをはじめ、ソーセージや鶏肉などの肉類、エビや貝などの魚介類など好みに合わせ選びます。

味付けも、カレー粉を使って「カレーピラフ」にするほか、野菜ジュースを使った「野菜ジュースのピラフ」、様々なカラフルな野菜を使った「彩ピラフ」などがあります。

「ピラフ」は、日本料理で言えば、炊き込みご飯のようなもので、炊飯器でも手軽に作ることができるメニューとなります。


「パエリア」とは?

「パエリア」の発祥は、スペイン料理です。

オリーブオイルで具材を炒め、そこに生のお米、水、サフランを入れて炊き上げる料理となります。

「パエリア」の場合、一般的なフライパンで作るのではなく、「パエリア」専用のフライパンを使用します。

両側に取っ手がついているデザインで、浅くて丸いフライパンです。

具材は鶏肉などの肉類をはじめ、エスカルゴやエビ、ムール貝といった魚介類をふんだんに使用します。


「ピラフ」と「パエリア」の違い

「ピラフ」「パエリア」の違いは、まず、発祥地の違いとなります。

「ピラフ」がトルコ料理発祥となるのに対し、「パエリア」の発祥はスペイン料理です。

また、お米においては、生のお米を用いるといった共通点があるものの、炒め方に違いがあります。

「ピラフ」の場合、バターを使用し炒めるのに対し、「パエリア」の場合は、オリーブオイルを使用し炒めます。

具材においては、共通の具材も多いものの、「パエリア」の場合は、ムール貝やエビなどを用い、また、具材が大ぶりな点が特徴です。

「ピラフ」の場合、細かな具材をお米と一緒に炊き込み作り上げますが、「パエリア」の場合は、一緒に混ぜて炊き込むのではなく、ご飯のうえに具材がそのままの形で乗った状態で完成するものとなります。

そのため、同じ貝やエビを用いて作ったものでも、見た目にも大きな違いが表れるのが「ピラフ」「パエリア」の違いとなります。

そして、「パエリア」には、専用のパエリア鍋を使用するといった違いとサフランを使用し色付するといった違いがあります。

「ピラフ」の場合は、ブイヨンなどどのようなスープでも「ピラフ」となりますが、「パエリア」の場合、必ずサフランを使用するものとなります。

この点においても、「ピラフ」「パエリア」の大きな違いとなります。

まとめ

以上が「ピラフ」「パエリア」の違いです。

生のお米から炊き上げるといった共通点はあるものの、全く違った食べ物となるため、違いを理解し料理する必要があります。

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