「ファビュラス」とは?
「ファビュラス(fabulous)」という英語に由来する言葉は、「非常に素晴らしい・ものすごい・途方もない」や「伝説的な・神話的な・寓話的な」を意味しています。
「ファビュラス」というのは「素晴らしいもの・素敵なもの・ゴージャスなもの・可愛いもの」などに感動したり驚いたりした時に使う言葉であり、「神話・伝説のように現実離れして素晴らしい」のニュアンスがあります。
「ファビュラス」の語源や由来
「ファビュラス(fabulous)」という英語の語源・由来は、“fable”という英語にあります。
「ファビュラス」の語源になっている「フェイブル(fable)」には、「神話・伝説・寓話・作り話・物語」といった意味があり、“Aesop’s Fables”(イソップ童話)といった言葉でも使われています。
この「フェイブル(fable)」に接尾辞の“-ulous”が付くことで、「ファビュラス(fabulous)」に「神話(伝説)のように素晴らしい・作り話(嘘)のように素晴らしい」という意味が生まれました。
“-ulous”という接尾辞は、「~のような特徴・傾向がある」という意味を付け加える働きがあります。
「ファビュラス」の表現の使い方
「ファビュラス」の表現の使い方は、「非常に素晴らしい・ものすごい・途方もない」という感動・感嘆の気持ちを伝えたい時に使うという使い方になります。
更に「伝説的な・神話的な・寓話的な・信じられないような」という意味で使われることもあります。
例えば、「ファビュラスな人生経験を積み重ねることで、その人の魅力が増してくるのです」や「古代ローマのユリウス・カエサルの偉大な業績はファビュラス(神話的な)なものでした」といった文章において、「ファビュラス」という表現を正しく使用できます。
「ファビュラス」の類語や類似表現や言い換え
「ファビュラス」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
「ワンダフル」
「ファビュラス」の類語・言い換えとして、「ワンダフル」があります。
「ファビュラス(fabulous)」とほぼ同じ「素晴らしい・すごい・素敵で驚いた」を意味する英単語に、「ワンダフル(wonderful)」があります。
「ファビュラス(fabulous)」は「ワンダフル(wonderful)」よりも「素晴らしさのレベル」が高くなっていますが、「素晴らしい・信じられないという感動の心」は共通しているので、「ファビュラス」は「ワンダフル」という表現で言い換えられるのです。
「途方もない・ヤバイ」
「ファビュラス」の類似表現・言い換えとして、「途方もない・ヤバイ」があります。
「ファビュラス」という言葉は、「信じられないくらい素晴らしい・途方もないくらいすごい」を意味する口語的な表現です。
この「信じられないくらい素晴らしい」や「物語に出てくるほどすごい」の意味を持つ「ファビュラス」は、若者言葉である「ヤバイ」や「途方もない(はかり知れない)」という言葉に言い換えられるのです。
「寓話的な(神話的な)・物語的な」
「ファビュラス」の類語・言い換えとして、「寓話的な(神話的な)・物語的な」があります。
「ファビュラス」の語源的な意味は「寓話的な・神話的な」ということであり、「物語に出てくるほど現実離れしている」を意味しています。
その意味合いから、「ファビュラス」に良く似た類語(シソーラス)として、「寓話的な(神話的な)・物語的な」という表現を上げることができます。
「ファビュラス」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「ファビュラス」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
「ファビュラス」を使った例文1
「彼のサプライズな誕生日プレゼントは、ファビュラスなアイデアに満ちていて、今までの人生で一番感動させられました」
この「ファビュラス」を使った例文は、「彼のサプライズな誕生日プレゼントは、物語のようなとても素晴らしい(とても素敵な)アイデアに満ちていて、今までの人生で一番感動させられた」ということを意味しています。
「ファビュラス」を使った例文2
「セレブでファビュラスな海外旅行を体験した影響なのか、帰国してからの日常生活・人間関係がとてもつまらないものに感じてしまいます」
この「ファビュラス」を使った例文は、「富裕層が楽しむような信じられないほど優雅で素晴らしい海外旅行を体験した影響なのか、帰国してからの日常生活・人間関係がとてもつまらないものに感じてしまう」ということを意味しています。
「ファビュラス」と「ワンダフル」「マーベラス」の違い
「ファビュラス(fabulous)」と「ワンダフル(wonderful)」の違いは、「ファビュラス」の方が「ワンダフル」よりも「素晴らしい・感動・感嘆の程度が強い」ということにあります。
「ワンダフル」は「すごいね・いいね」とライトな感覚で何にでも使える感動の言葉ですが、「ファビュラス」の方が「ものすごい・とってもいいね」といったより強めのニュアンスを持つ言葉になっています。
「ファビュラス(fabulous)」と「マーベラス(marvelous)」の違いは、「マーベラス」の方が「ファビュラス」よりも「時代がかった重々しい物言い」で、「荘厳で豪華(ゴージャス)なイメージ」があるということです。
「マーベラス(marvelous)」は貴族的なイメージのある言葉で、現代では使用頻度が落ちている言葉ですが、「ファビュラス」にはない「荘厳で素晴らしい・高貴(優美)で素晴らしい」といった意味のニュアンスを持っているのです。
「ファビュラス」の英語と解釈
「ファビュラス」という言葉は、“fabulous”(信じられないほど素晴らしい・ものすごい・神話的な・伝説的な)という英語で言い表すことができます。
“This old historical buildings is very fabulous.”
「ファビュラス」を使ったこの英語の例文は、「この古い歴史的な建築物は、信じられないくらい素晴らしい」ということを意味しています。