トレンドの若者言葉の中には、今さら聞きにくい言葉もまじっています。
この記事では、「ベッケンバウアー」の意味を分かりやすく説明していきます。
わからない言葉を、短い時間でおさらいしていきましょう。
「ベッケンバウアー」とは?意味
「ベッケンバウアー」とは「別件がある」ということ。
「先約があるから、ごめんなさい」という訳になります。
友達から遊びに誘われたけれども、すでに予定が埋まっているときに使います。
「他に約束があるから」と言うと、クールに聞こえてしまいますが「ベッケンバウアー」なら、やんわりと伝えられます。
断ったあとの気まずい空気を、やわらげてくれる魔法の言葉です。
ちなみに「ベッケンバウアー」の「ベッケン」は「別件」のこと。
漢字になおすと、すぐに納得できます。
サラリーマンが上司の飲みの誘いを断るときに「あいにく別件が入っておりまして」と言いますが、それに近いニュアンスも混じっています。
仲良しの友達とはいえ、お誘いをつっけんどんに断ってしまうと、友情にヒビが入ってしまうこともあります。
「断りたいけれども、親友を傷つけたくない」そんな乙女心に寄り添ってくれるのが「ベッケンバウアー」です。
「ベッケンバウアー」の概要
ちなみに「ベッケンバウアー」というのは、ドイツの言葉です。
ドイツには「ベッケンバウアー」さんという苗字があって、日本の田中さんや鈴木さんのようにポピュラーに使われています。
パンという意味の「ベイク」から派生した言葉で、ベーカリー職人という意味もあります。
その後「ベッケンバウアー」はネットを通じて日本へ。
女子中高生を始めとする、ギャルの言葉として定着するようになりました。
「バウアー」という響きが、ぬいぐるみのテティベアと似ていて癒されることから、女子の間でウケる要因になったようです。
「ベッケンバウアー」の言葉の使い方や使われ方
「ベッケンバウアー」はこのようなシーンで使います。
・「ごめんね。今日はベッケンバウアーなんだ。またランチに行こうね」
・「大好きな先輩から、ベッケンバウアーだって断られちゃった。ショック」
・「もしかしてベッケンバウアー?気にしないで。また声かけるからね」
「ベッケンバウアー」は仲良しの友達や、クラスメートと使うギャルの言葉です。
お誘いされたけれど、可愛らしく断りたいとき。
逆に断られたことを、明るいノリで伝えたいときに使います。
「ベッケンバウアー」の類語や言いかえ
「ベッケンバウアー」と同じような言葉に、次のようなフレーズもあります。
・予定がある
・先約がある
・397
「397」は「サンキュー」のことです。
「ベッケンバウアー」と言ったあとに、友達をフォローする言葉としてつかえます。
まとめ
「ベッケンバウアー」の言葉の意味や、正しい使い方をチェックしました。
「ベッケンバウアー」とは「別件があります」のこと。
お誘いを可愛く断りたいとき、とても便利な表現です。