「ボタニカル」と「オーガニック」の違いとは?分かりやすく解釈

「ボタニカル」と「オーガニック」の違いとは?違い

この記事では、「ボタニカル」「オーガニック」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ボタニカル」とは?

植物の、植物性の、植物学のという意味です。

多くの場合複合語を作ります。

「ボタニカルアート」という場合は、植物の絵画を指します。

漫画に出てくるような大まかな絵のことではなく、緻密に描いたものをいいます。

薬草を見分けるための図譜として描かれたのがはじまりだとされています。

実物大に描く、背景を描かない、人工物を描かないなど、描く際の決まりがあります。

「ボタニカルシャンプー」という場合は、植物性の原料を使用したシャンプーという意味です。

シャンプーの成分が100%植物性である場合も、一部の成分にだけが植物性の成分である場合も、この名で呼ばれています。

日本の場合は、はっきりした定義がありません。


「ボタニカル」の使い方

植物の、植物性の、植物学のという意味で使用をします。

この語だけで使用するのではなく、「ボタニカルアート」など複合語を作ります。


「オーガニック」とは?

「オーガニック」には3つの意味があります。

1つめは有機体のです。

有機体とは、有機物を組織に含む生活機能を持つものです。

生物を指します。

2つめの意味は、化学肥料や農薬を使用せずに栽培した作物や、食品添加物などを加えていない食料品のことです。

日本の場合は、農林水産省が「有機農産物」に関する基準を定義しています。

使用禁止の資材、ほ場、採取場などが定められています。

書類提出をし、実地検査をし、審査に通ると、認定証が交付されます。

化粧品でも「オーガニック」と名のつくものがあります。

海外では団体によって化粧品の「オーガニック」基準が定められていますが、日本の場合は定義がありません。

3つめの意味は、インターネット上のサービスで有料広告を介さないことです。

「オーガニック」の使い方

化学肥料や農薬を使用せずに栽培した作物を指して、この語を使うことが多いです。

「ボタニカル」と「オーガニック」の違い

前者は植物のという意味です。

後者は、化学肥料や農薬を使用せずに栽培した作物や、添加物を使用していない食品のことです。

作物は植物ですが、植物を指す語ではありません。

また、「オーガニックコスメ」など、有機栽培された作物を使用したものを指す場合もあります。

「ボタニカル」の例文

・『ボタニカルアートを楽しむ』
・『ボタニカルシャンプーを使っている』
・『ボタニカル柄のワンピース』
・『ボタニカル成分を配合したコスメ』

「オーガニック」の例文

・『オーガニックにこだわっています』
・『オーガニックカフェ』
・『オーガニック食材を売っているお店』
・『オーガニック農家を支援したい』

まとめ

「オーガニック」はある基準を満たした作物のことです。

「ボタニカル」は植物のという意味で、作物も植物ですが、「オーガニック」とは異なる意味です。

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