「マイナー」と「マニアック」の違いとは?分かりやすく解釈

「マイナー」と「マニアック」の違いとは?違い

この記事では、「マイナー」「マニアック」の違いを分かりやすく説明していきます。

一見よく似た印象の2つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。

「マイナー」とは?

「マイナー」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「マイナー」は英語表記にすると「minor」になります。

「マイナー」には、「小さなこと。

少ないこと。

また、あまり重要でないこと」
という意味があります。

例えば、自動車などを部分的なモデルチェンジのことを「マイナーチェンジ」と呼びます。

次に「マイナー」には、「あまり知られていない様子。

有名でない様子」
という意味があります。

一般的には、この意味で使うことが多い言葉になります。

例えば、競技者が少なく、オリンピック種目などには遠そうなスポーツ競技を「マイナーなスポーツ」と呼びます。

また、タレントして、それほど知られていない人のことを、「マイナーなタレント」などと言います。


「マニアック」とは?

「マニアック」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「マニアック」は英語表記にすると「maniac」となります。

「マニアック」「あることに極端に熱中している様子」という意味があります。

「マニア」から派生した言葉で、「マニア」には「物事に熱中している人」という意味があります。

このことから、一般的に、「マニア」と呼ばれるような人が喜びそうなことに対して「マニアック」と呼ばれることが多くなっています。

例えば、誰も知らない昆虫について、楽しそうに話している人を見たとき、「マニアックな会話だね」などと言います。

また、マニアしか理解できないような内容の場面が、アニメの一場面として描かれている場合、「マニアックな場面だ」「マニアックな回だ」などと呼ばれます。


「マイナー」と「マニアック」の違い

「マイナー」「マニアック」の違いを、分かりやすく解説します。

「マイナー」には様々な意味がありますが、「マニアック」と対応する意味として、「あまり知られていない様子。

有名でない様子」
という意味があります。

一方「マニアック」「あることに極端に熱中している様子」という意味があります。

一般的に「マニアック」なものは、「マニア」と呼ばれる人が喜ぶもののため、普通の人には知られていないというケースが多くなります。

いわば「マニアックなものは、マイナーなものが多い」ため、2つの言葉が混同されるケースがあります。

しかし、「マニアック」は、あくまで「マニアが喜ぶもの、極端に集中している様子」を意味し、知られているか、有名かについては、関係ない言葉になります。

一方の「マイナー」は、「ただ知られていない、ただ有名でない様子」を指すという大きな違いがあります。

まとめ

「マイナー」「マニアック」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、大きな意味の違いがあります。

違いを知ることで、正しく使い分けられるようになるのではないでしょうか。

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