「マドモアゼル」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「マドモアゼル」とは?意味と使い方

この記事では、カタカナ語の「マドモアゼル」の意味を分かりやすく説明していきます。

「マドモアゼル」とは?意味

「マドモアゼル」とは「未婚女性に対する敬称」のカタカナ語です。

「未婚女性の敬称」として、「お嬢さん」との意味で単独で使われると共に、名前の前に付けて「マドモアゼル〇〇〇」としても使われます。


「マドモアゼル」の概要

日本におけるカタカナ語は、その語源が英語であることが多いものですが、この「マドモアゼル」はフランス語の “mademoiselle” が語源です。

フランス語で使われている意味と、使用方法そのままが、日本でカタカナ語となったものです。

ちなみに “mademoiselle” のフランス語は、「私の」を意味する“ma”「お嬢さん」を意味する言葉の“demoiselle” が組み合わさって出来た言葉で、元々の意味は直訳すれば「私のお嬢さん」だったと言うことです。

フランス語で女性に関連した言葉としては、これもカタカナ語として日本でも使われることのある「マダム」を思い起される方も少なくないでしょう。

「マダム」はフランス語では “Madame” と表記されます。

この「マダム」は既婚女性に対する敬称で、「婦人や奥様」を意味します。

しかし、この「マダム」は未婚や既婚を問わず、広く女性全般に使われることもあります。

フランス語の“mademoiselle” は未婚者に限定して使われるため、未婚者と既婚者を区別することで差別につながるとされ、また「未熟な女性」と言うニュアンスが含まれていたことから、2012年にはフランスでは、“mademoiselle”と言う呼称は禁止となっています。

従って、フランス人に対してカタカナ語として定着しているとは言え、「マドモアゼル」は使わない方が良いと言えます。

フランス女性に対しては、未婚や既婚の区別なく使える「マダム」を使うのが無難と言えます。

日本では「マダム」には「年配の女性」というニュアンスがあると思われていますが、広く「素敵な女性」全般を指す言葉なのです。


「マドモアゼル」の言葉の使い方や使われ方

「マドモアゼル」の言葉は、以下の例文のように使われます。

・『日仏の交流イベントで、フランス公使の娘さんのマドモアゼル○○にお目に掛かりました』
・『フランスではマドモアゼルは使ってはいけないことになっており、フランスの女性には未婚者でもマダムを使うべきです』
・『マドモアゼルは日本人にとってはエレガントなイメージを受ける言葉で、商品名に使用されることも少なくありません』

「マドモアゼル」の類語や言い換え

「マドモアゼル」のカタカナ語の類語としては、同じフランス語由来の「マダム」や、英語由来の「レディー」が挙げられます。

日本語では「お嬢さん」「婦人」「女性」と言い換えることが出来ます。

まとめ

「マドモアゼル」はフランス語が語源のカタカナ語で、「未婚女性の敬称」として、「お嬢さん」との意味で単独で使われると共に、名前の前に付けて「マドモアゼル〇〇〇」としても使われます。

フランスでは語源である“mademoiselle”と言う呼称は禁止となっているため、カタカナ語としても「マドモアゼル」は使わず、広く「女性の敬称」として使われる「マダム」を使う方が無難と言えます。

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