この記事では、「マニラ封筒」の意味を分かりやすく説明していきます。
「マニラ封筒」とは?意味
「マニラ封筒」とは、マニラアサと言う植物の繊維から作られた封筒のことを言います。
素材は琥珀色をしています。
「マニラ封筒」の概要
「マニラ封筒」で使用されているマニラアサはバショウ科バショウ属の植物です。
繊維が丈夫なことから、封筒にも使われています。
マニラアサは麻(アサ)の仲間ではないのですが、丈夫な繊維が取れることもあり、アサの名前が付けられています。
「マニラ封筒」の言葉の使い方や使われ方
「マニラ封筒」の言葉を使った例文をいくつかご紹介します。
『マニラ封筒はマニラアサで作られていますが、それは原産地のフィリピンのマニラの名前から来ています』、『マニラ封筒に使われているマニラアサは非常に丈夫なため、経済的にも重要な作物となっています』、『日本の紙幣の銀行券もマニラ封筒と同じく、マニラアサで作られています』、『マニラ封筒の材料となっているマニラアサはその丈夫さを活かし、ロープにも使われています』、『マニラアサはマニラ封筒だけではなく、麦わら帽子の材料としても使われることがあります』
「マニラ封筒」の類語や言いかえ
「マニラ封筒」と関連した言葉としては、「マニラ紙」や「マニラ麻」などがあります。
ちなみに「マニラ麻」は他にも「ダバオ麻」や「セブ麻」などと呼ばれています。
まとめ
普段目にするさまざまな製品の中には、意外な名前が付けられているものもあります。
そのような名前を知り、また由来を知ることで、何気なく使っていた製品に興味が湧いてくるかもしれません。
どの製品もそれぞれ歴史や由来などがあります。
そして、なぜそれが作られるようになったのか、またはその名前が付いたきっかけやその原材料となるものなどを調べていくと、面白い発見があるかもしれません。
中には製品と名前のギャップが大きかったり、イメージとは違う名前が付いていたりするものもあるのは興味深いところです。
紙は主に植物の繊維で作られていますが、その素材もいろいろです。
封筒は紙で作られたものが多いですが、「マニラ封筒」のようにマニラアサで作ったものもあります。
マニラアサは繊維が非常に丈夫なことから、利用価値があり、さまざまな繊維製品に利用されています。
また、麻の歴史は大変古く、日本では縄文時代には使われていました。
世界を見ても、日本と同様に、かなり古くから麻は生活の必需品として利用されてきました。
人類は麻とともに発展してきた一面があると言っても過言ではないでしょう。
今日でも麻は布、衣類、縄、紐、あるいは袋など、さまざまな製品の材料として使われています。
「マニラ封筒」を始めとした紙製品の素材を普段はあまり気にすることはないかもしれません。
紙は使われている素材によって、それぞれ耐久性が違ってきます。
そのため、使う用途に合わせて、それぞれの製品を使い分けていきたいものです。