「ミソジニー」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ミソジニー」とは?新語・ネット用語

この記事では、ミソジニーの意味を分かりやすく説明していきます。

ミソジニーとは?意味

ミソジニーとは、憎しみを抱くことで嫌悪感を感じる女性を蔑視するという意味があります。

元々生理的に受け付けない容姿や話し方、考え方が嫌い、自分勝手な性格、平気で人を貶すなど見下す発言する女性は嫌いと思う男性が使います。

かなり女性軽視や嫌悪する気持ちを強く表す意味合いがありますので、人前ではあまり使うのはよくない言葉です。


ミソジニーの概要

SNS上で見かけるミソジニーは、女性を軽蔑し、蔑む気持ちを表すときに使います。

この言葉はギリシア語からきており、英語では“misogynist”(ミソジニスト)と書き、「嫌悪」「憎しみ」の感情で女性を見る意味で使われています。

インターネット上では、社会からはずれたことを言うアンチフェミに対して嫌悪感を表すときに使う言葉です。

SNS上では人間の心の中にある気持ちを指し、自分がいかにそれらの人に対して受け入れられない気持ちを表すときに使います。

この言葉がより世間に浸透するきっかけとなったのが韓国のアイドルグループBTSで、つい数年前までは女性差別していた自分たちの言動を改め、思いやりを持つフェミニズムに生まれ変わったことが記事で公開されました。


ミソジニーの言葉の使い方や使われ方

主に、男性が女性に対して使う言葉であるミソジニーは、傲慢な態度を見せたり、生理からくる精神的な不安によって人に当たる行為など嫌悪感を抱いた異性が軽薄するときに使います。

男性ならわかることが理解できず、知識もない女性のその劣等な部分が愚かなことであり、「女性は頭が悪い」と考えては「ミソジニーで使えない」と感じます。

この言葉は、SNSやブログなどで男性が女性に対して嫌悪する気持ちを言い表すときに使っていますが、人を皮肉る内容のドラマや雑誌でも使い、世間に女性の愚かさを伝える社会風評のポエムに使われています。

反対に、女性であるがゆえに男性にはおよばない能力や体力などを批判し、受け入れられないと思う自分に対して「そのような自分が嫌い」との気持ちを表すときにも使われています。

対義語にはフィロジニーがあり、「女らしさのある女性」に対して使う言葉です。

女性らしい仕草や表情、身なりを心がける人を対象に使われています。

ミソジニーを使った例文(使用例)

・BTSはミソジニーを完全に無視した歌詞を歌っており、監視されてきた。

・女性は男性の単なるものでしかないと歌う曲がミソジニー要素が強いとファンから批判を受けるBTS。

・問題あるミソジニーの強いコメントは女性ファンの神経を逆なでした。

しかし、その歌詞を見直して人気が出た。

「女性は最高のプレゼント」「女の子は方程式」と女性を物扱いする歌詞は監視され、たびたび問題となっていたBTS。

女性を性器と捉える歌詞まであり、炎上しています。

また、女性をいじめる男が美徳であるいった歌詞や、女性は家にずっといて、夫が稼いだお金を賢くやりくりするというメンバーのコメントはまさにミソジニーそのものでした。

まとめ

熱狂的なファンがっかりするようなBTSの問題あるミソジニー発言に対して、韓国社会は見直すよう注意した甲斐があり、彼らは歌詞を見直し、2016年に発売された“21stCenturyGril”(21世紀少女)では女性はとても価値があるという内容にしています。

不快ととれる歌詞や発言があったことを反省した彼らは、男女平等が進むアメリカでも受け入れられるようになり、現在では世界に羽ばたく心の美しい本当の意味での防弾少年団となりました。