「モラール」と「モチベーション」の違いとは?分かりやすく解釈

「モラール」と「モチベーション」の違いとは?違い

仕事や作業する際のやる気を表す言葉としては「モラール」「モチベーション」があります。

こちらは普段の生活でも使う言葉ですが、ビジネス用語としても使う言葉なので意味の違いを覚えておくと役立ちます。

この記事では、「モラール」「モチベーション」の違いを分かりやすく説明していきます。

「モラール」とは?

「モラール」とは集団や会社などの活動力ややる気を表す言葉であり、これはビジネス用語としてよく使われます。

「モラール」の語源となった英語は“moral”であり、これは日本語では士気と訳されます。

士気は軍隊などで使われた言葉であり、集団内でのやる気や意力の意味があります。

また「モラル」という言葉で使われる時は、集団での倫理や道徳を意味することが多く、こちらはモラルハラスメントという言葉が有名です。

「モラール」と書かれる場合はビジネス用語として使われることが多く、集団内でのやる気や意欲、士気、生産性という意味になります。

こちらは集団という点が重要視されており、少し前のビジネス論やリーダーシップ論などで使われていました。


「モチベーション」とは?

「モチベーション」とは個人のやる気や動機、意欲を表す言葉であり、行動を起こすきっかけや原因になるものとして用いられます。

個人内でのやる気や動機を表す意味が中心であり、こちらもビジネス用語としてよく使われます。

「モチベーション」は英語で“motivation”と記載されます。

そのまま「モチベーション」という言葉で使われる他にも、略称として「モチベ」という言葉で使われるのが特徴です。

個人のやる気に対して使う言葉ですが、「チームのモチベーション」という風な集団内でのやる気に対しても使うことが可能です。


「モラール」と「モチベーション」の違い

「モラール」は集団内でのやる気や意欲の意味があり、これはビジネス用語として使われることが多いのが特徴です。

対して「モチベーション」は個人のやる気や意欲という意味があり、これは柔軟性が高いことから色々な場面で使うことが可能です。

モラルハラスメントという言葉は最近よく聞かれるようになりましたが、モチベーションハラスメントという言葉はあまり使われません。

「モラール」の例文

・『集団のモラールを管理するのがリーダーの役目だと思われていた時期がありました』
・『モラールを上げるために飲み会に誘う上司は最近だとあまり好かれないそうだ』

「モチベーション」の例文

・『モチベーションを上げるために毎朝筋トレしています』
・『趣味のモチベーションが上がらないので、思い切ってふて寝をしました』

まとめ

人間は精神的なものに左右される存在であり、その中でもやる気の問題は常に付きまといます。

集団内でのやる気としての「モラール」や、個人のやる気である「モチベーション」は色々な方法で上げることが可能なので、仕事や作業を効率的にやるならば管理が必要です。

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