この記事では、「ヤ戦病院」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ヤ戦病院」とは?意味
プロ野球のヤクルトスワローズの選手が次々と故障してしまったときに使う言葉で、「ヤ」はヤクルトのヤのため、同じような状況になったとしても他チームに使うことは出来ません。
また、ヤ戦病院だから復帰が早い、復帰が遅いなどという意味合いはなく、基本的に故障が多発してしまったというケースを指します。
インターネット発ではなくスポーツ新聞発の言葉であるとされていますが、インターネットスラングとしても扱われています。
「ヤ戦病院」の概要
野戦病院とヤクルトを掛けた言葉で、プロ野球において野戦病院と言われる状況は想定外のけが人が多発するケースを指しています。
シーズン後半までに復帰できないケースでは優勝がかなり厳しくなってしまいます。
練習量の問題、学生野球と併用されていることでヤクルトによる神宮球場の使用時間の少なさなどを問題として指摘する見方もあります。
実際主力の怪我がヤクルトは他球団よりやや多いとされており、これによってBクラスに居ることも多々あったとも言えますが、2021年は内川聖一、山田哲人がヤ戦病院入りになったにもかかわらずリーグ優勝、日本一に輝いています。
内川聖一と山田哲人は日本シリーズでも活躍を見せています。
ほぼ毎年主力選手が怪我をしているため、ヤ戦病院と2019などと言った検索をするとある程度けが人の経緯が検索できるというところも特徴と言えます。
言葉自体は2010年代に定着したものとされており10年程度は使われ続けているということが出来ます。
性質的にシーズン序盤の方が言葉として使われやすいものと言えるでしょう。
なお、ヤ戦病院の問題に関してはヤクルトの株主総会からも提議されていますが、神宮球場において現状のままでは劇的な改善は難しいと言えます。
「ヤ戦病院」の言葉の使い方や使われ方
「主力選手がヤ戦病院入りしないとヤクルトはここまで強いんだな」「ヤ戦病院入りのタイミングが早かったのが帰って助かった」「この時期にヤ戦病院いりはシーズン絶望的でタイトルも厳しい」などの使い方がありますが、「復帰」というケースにヤ戦病院という言葉を使うことはあまりなく、けが人が出たことをヤ戦病院入りという表現をします。
現実的な病院ではないので同じ病室に選手がいるというようなことはありません。
「ヤ戦病院」の類語や言いかえ
「けが人多発」「負傷者リスト」「故障者多数」などが他球団にとっての言い換えとなり、他球団では野戦病院に掛けた言い方をするケースは見られません。
まとめ
ヤ戦病院はヤクルトスワローズの選手が故障したときのみに使われる言葉で、ハッシュタグとして使用されるケースすらあります。
「今年のヤ戦病院は」と言った使い方をして去年との比較も可能です。
なお、他球団においては似ている用途の言葉は使われていません。