記事では、ラグドールとラガマフィンの違いを分かりやすく説明していきます。
ラグドールとは?
ラグドールとは、落ち着いた性格で、何事にも動じない性格の猫で従順です。
おもちゃで遊ぶよりも、抱っこされるのが大好きな猫でもあり、たとえ初めて会う人であってもすぐに抱かせてくれます。
控えめな性格で静かに遊ぶのが性に合っているため、激しく運動して遊ぶのは苦手なので、静かな場所でソファの上に座ったり、飼い主の膝の上に座っていた方が性に合っています。
情が深いのもラグドールの特徴で、ひどくちょっかいを出されても滅多に怒りません。
おおらかに物事を受け止められるだけの器を持ち合わせている猫です。
大型で体重が重いラグドールは骨格が頑健で骨量が豊富。
首は太く、重厚感を持ち合わせます。
とくに腰部が重いので、安定感があります。
オスは成長すると6kg以上、メスは4. 5kg以上にもなり、10kg以上になる個体がいるほど重さのある猫です。
そして、成猫になるまで4年もかけて成長していきます。
ラガマフィンとは?
ラガマフィンとは、アメリカでラグドールとペルシャ、ヒマラヤンを交配させて作出された猫です。
「ボロボロの服を着た人」という意味を持つラガマフィンは冗談で名づけられましたが、変更が許可されずにこのままの名で売られました。
そんなラガマフィンの性格は優しくて温厚。
困った顔の飼い主を心配する一面も見られます。
コミュニケーションを積極的にして、家族ともうまく打ち解けられます。
また、あまり表情に感情はあまり表しませんが、人懐っこいのがかわいいところ。
ほとんど鳴くことがなく、物静かですので、集合住宅でも飼いやすいでしょう。
人を恋しがり、自分の方からそばに寄って来ては静かに座り、タイミングを見計らって膝の上に乗ると見上げてきて「遊んで」という表情を見せます。
かまってもらえなかったり、人の姿が見えないときは寂しくて家具や壁に爪を立てて引っ掻いてしまいますので、うまく対策しましょう。
ラグドールとラガマフィンの違い
血統的が異なるラグドールとラガマフィン。
血統が違う理由には、1960年代にブリーダーのアン・ベイカーがラグドールの権利を独り占めにするため独自の登録機関を立ち上げました。
そのため、彼女を通さずには猫を買えません。
そこで、新しい猫種を作るために交配と繁殖をさせ、ラガマフィンと名づけて広めたのです。
ラグドールとラガマフィンの外見の違い
全身の毛がラグドールよりもラガマフィンの方が長いという特徴があります。
ふさふさしている長毛はさわり心地がよく、撫でている方も気持ち良くなるほどです。
また、ラグドールはブルー、ライラック、シール、チョコレートの4色の被毛ですが、ラガマフィンの毛色はバリエーションが豊かという外見の違いがあります。
また、2色のバイカラーであるラグドールの耳や顔周りは濃い目のこげ茶色か灰色で、他は白かキナリになります。
そして、毛の長さはセミロングです。
まとめ
安らぎと癒しを与えてくれるラグドールとラガマフィンはしつけもしやすく、騒がないので、鳴き声が気になる人にはぴったりの猫です。
また、適応能力も高いため、その環境へすぐに馴染み、静かに生活できますので集合住宅や勉強する子供がいる家庭でもストレスなく飼えるでしょう。