この記事では、「リペア」と「フィックス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リペア」とは?
リペアとは、英単語のrepairをカタカタで表記した言葉です。
英語で表現されたこの言葉を見れば理解出来ますが、再びといった意味を持つreに、用意するといった意味のpairを加える事により成立している言葉となっています。
だからこそリペアは、修理や修繕、手直しに復旧作業という意味を持っているのです。
「リペア」の使い方
リペアは、修理という意味合いで比較的多く使用される言葉となっています。
特に複雑な機械等の専門知識が必要な修理作業に対して少しフォーマルな言い回しをしたい時に、このリペアという言葉は使用されているのです。
更にrepairは、日本語の修理という意味合いだけに留まらず、身体を治療するという意味を表す際にも使用可能な言葉となっています。
「フィックス」とは?
フィックスは、fixという英単語をカタカナで表記した言葉です。
そんなfixの語源は、日本語ではしっかり固定されたという意味のラテン語のfixusと言われています。
ですが英語として入ってfixとなった事で、修理や修正、固定といった意味を表すのです。
「フィックス」の使い方
フィックスは、修理という意味を表す際に用いられる事が多くなっています。
しかも元の状態に戻すというニュアンスが強いので、機械の修理やシステムの修正等、様々な分野やケースでこのフィックスという言葉は使用する事が可能です。
加えてビジネスシーンでもこのフィックスという言葉登場する事が、珍しくなかったりします。
例えばスケジュール調整をしている時にこのフィックスを使用する事で日程を確定するという意味になるし、修正を加え続けていたソフトウェア等に用いる事で、最終版という意味を示す事が可能です。
「リペア」と「フィックス」の違い
リペアとフィックスは文字を見比べれば、使用されている文字が全然違う事に気付くはずです。
元である英語表記にしても、repairとfixは綴り自体も特に似通ってはいない言葉同士と言えます。
もっともややこしいのが、どちらも日本語で言う所の修理という意味を有している言葉同士である事です。
なのでリペアとフィックスの使い分けで、迷ってしまう人は珍しくありません。
ちなみにリペアは、車や機械類等の専門的な技術が必要な修理作業を丁寧に表したい時に使用される言葉です。
一方のフィックスは、修理という意味で最も良く使われる言葉で、確定といった意味合いでビジネス用語としても登場します。
「リペア」の例文
・『その電気店は客の求めに応じ、直ぐにリペアしに来てくれます』
「フィックス」の例文
・『次の打ち合わせは、11月8日でフィックスという事で大丈夫ですか?』
まとめ
2つの言葉はカタカナ表記でも、英語表記でも特に似通った所は見られない言葉同士です。
ですがどちらも、日本語で修理という意味を持っているので、混同してしまう部分はあります。
ただしリペアは、主に自動車等の高い専門性が必要とされる複雑な修理作業を少し丁寧な言い回しで表現したい時に用いられる言葉です。
対するフィックスは様々な修理に対して気軽に用いられている上に、ビジネス用語で確定という意味で使われる事も少なくありません。