「リムジンバス」と「高速バス」の違いとは?分かりやすく解釈

「リムジンバス」と「高速バス」の違いとは?違い

バスとひとくちにいってもいろいろな種類があります。

長距離を移動するバスについて調べているとよく登場する言葉に「リムジンバス」「高速バス」があります。

このふたつのバス、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「リムジンバス」「高速バス」の違いについて解説します。

「リムジンバス」とは?

「リムジンバス」とは、「乗り心地を重視して作られた豪華でくつろげる内装のバス車両」のことです。

乗り心地を重視して作られた特別仕様の自動車を「リムジン」といいます。

「リムジンバス」「バス版のリムジン」のことで、一般的には輸送力や耐久力など実用性重視で作られることが多いバスにあって「内装の充実度や快適性を重視して作られた特別なバス車両」を指します。

現在では長距離路線や観光用など乗客が長時間乗るバスとして使用される車両のことを「リムジンバス」と読んでいます。

いわゆるラグジュアリー性がそれほど高くないものであっても座席サイズやシートの乗り心地などが路線バスよりも上質なものであれば「リムジンバス」と呼ばれます。

その用途から「観光バス」と呼ばれることもあるほど観光目的として使用されることの多い車両です。

旅行客や荷物が多いことから車体下部に荷室スペースが設けられていることが多く、団体旅行やバスツアーなどで運用されています。


「リムジンバス」の使い方

・リムジンバスでツアー旅行に出かける。

・駐車場にリムジンバスが停車している。

・新型のリムジンバスがお披露目された。

・倒産の危機を回避するためにリムジンバスを売却する。


「高速バス」とは?

「高速バス」とは、「運行区間に高速道路を含むバス路線」を指す言葉です。

一般的な路線バスは街中の一般道路を運行ルートにしています。

日常の足として使用されることが多く路線距離も主に都市内などを近いエリアに設定されています。

そのような一般的な路線バスとは別に大都市間など超キョイを移動する路線バスが存在します。

そのような都市間を移動する長距離バスは移動時間短縮のために高速道路を運行ルートに含むことから「高速バス」と呼ばれています。

通常は数十キロから数百キロの長距離路線を運航するバスを指し、車両も一般的な路線バスとは異なる長距離異動に適したものが用いられます。

定期路線として運行されるものの他にもスキーやリゾートなど特別な目的のために季節ごとに運行される「高速バス」もあります。

「高速バス」の使い方

・高速バスで大阪に向かう。

・高速バスの車中ではずっと寝て過ごした。

・高速バスは途中でトイレ休憩が入る。

・お金を節約するために高速バスで行くことにした。

「リムジンバス」と「高速バス」の違い

「リムジンバス」「高速バス」では指しているものが全く異なります。

「リムジンバス」は豪華な造りのバス車両、つまり車体そのものを指している言葉です。

「大型バス」「小型バス」「ボンネットバス」などバス車両の種類を表す言葉で、運行形態や運用方法に決まりはありません。

「高速バス」は高速道路を通って運行するバスを指す言葉で「送迎バス」「シャトルバス」などと同じくバスの運行形態を表しています。

「高速バス」の多くは「リムジンバス」を車両として使用しています。

まとめ

「リムジンバス」「高速バス」でははっきりと意味が違います。

バスについて調べるならふたつの言葉の違いをしっかり認識しておきましょう。

違い
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