カタカナ語の中には、ピンとこない言葉もあります。
この記事では、「ループする」の意味を分かりやすく説明していきます。
人には聞けない単語の意味を、短時間でおさえていきましょう。
「ループする」とは?意味
ループするとは、くり返し起こること。
何度も同じシーンや、プログラムが流れることです。
クルクル回るヘリコプターのプロペラのように、グルグルと同じ行動を取ることを指します。
「ループする」の「ループ」とは、リングのような輪っかのこと。
丸い円は終わりがなく、どこまでいってもゴールにたどり着くことはありません。
このことから「ループする」とは、同じ状態を永遠に繰り返すことです。
そのためTwitterやYouTubeなどで、何度も同じ動画が繰り返し流れることを「ループする」ともいいます。
この場合は「リピート再生」と同じような意味合いになります。
リピート再生すること、何度も反復することが「ループする」です。
「ループする」の概要
「ループする」はもともと、プログラミングの現場で生まれた言葉です。
システムを作るときに「同じ処理を、何度も繰り返すこと」をループ処理といいます。
ループ処理をおこなうと、ひとつの指示をある条件下で、何度も繰り返し実行します。
ちなみに最近よく耳にする「無限ループ」という言葉も、もともとはITにゆかりのある言葉。
無限ループとは、システムがバグを起こしてしまい、何度も同じプログラムが繰り返されてしまうことです。
永遠に「ループする」地獄に陥ってしまうので「無限ループ」と言いかえています。
最近ではパソコンやスマホのアプリに関係なく「永遠に終わらない、苦しい時間」のことを無限ループや「ループする」と例えます。
「ループする」の言葉の使い方や使われ方
「ループする」はこのように実生活で用いていきます。
・お気に入りの曲を、ループするように設定した。
・ソースコードに不備があったのか、プログラムがループしてしまった。
・会社と自宅、毎日同じことの繰り返し。
そろそろループする生活に疲れてきた。
ループするとは、同じ動画や曲をリピート再生すること。
プログラムが繰り返されることを指します。
また「同じ生活や動作を、繰り返すこと」を比喩する表現としても用います。
「ループする」の類語や言いかえ
「ループする」の類語には、次のような言葉もあります。
・リピート再生
・無限ループ
・同じことを繰り返す
・同じ轍を踏む
・メビウスの輪
「ループする」と同じような意味の言葉に「リピート再生」や「無限ループ」などがあります。
ちなみに「メビウスの輪」というのは、ねじった輪のこと。
どこまでいっても終わりがないことから「永遠に終わらないこと」の例えとして用いられています。
まとめ
「ループする」の正しい意味や使い方を学んできました。
日常生活でよく見かける「ループする」とは、同じ状態を何回も繰り返すこと。
動画や音楽のリピート再生のほか「終わりが見えないつらい状態」の例えとしても使われます。
明けない夜は無いことを願って、気持ちを切り替えていきたいものです。