「ざっくばらん」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「ざっくばらん」とは?意味と使い方

この記事では、「ざっくばらん」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「ざっくばらん」とは?意味

「ざっくばらん」とは、自分の気持ちを素直に相手へ表すさまを意味しており、相手と打ち解けるため、隠し事せず、本当の気持ちを伝えたいとき嘘や偽りなく自分の本心を直接伝えられる言葉です。

相手と付き合いたいと思うとき、自分の好きな気持ちをしっかり伝えて相手の気持ちを掴み、距離を一気に縮めたいと思うときに使う手段でもあります。

よそうことなく、ありのままの自分をさらけ出し、相手に自分はこのような性格の人間なんだと伝えることで相手との壁を取り払い、真剣に付き合える仲になりたいと思うときに使われています。


「ざっくばらん」の概要

友達や恋人、家族など距離の近い親しい相手には遠慮せずに話しかけ、肩を張ることなく会話しますが、その人のさまを「ざっくばらん」と言い表します。

この「ざっくばらん」に話す人はつくろわず、自分の本音を相手に伝えて話すので、人には言えないような話でも本気で話せるわけです。

元々の由来は心をざっくり割り、思っていることをぱらりと明かすという意味合いがある擬態語の「ざっくり」「ばらり」を掛け合わせて作られた言葉です。

江戸時代に誕生したこの言葉は「四角張る」という堅苦しいことを「四角張らぬ」と言い表し、打ち消すという意味になったと考えられます。


「ざっくばらん」を使った例文(使用例)

話すときは細かく内容を話すのではなく、おおざっぱに用件だけを簡潔に話すのも特徴的で、このように話す相手は打ち溶けて心を開いた仲の良い相手であることが分かります。

また、恋人や友達には隠し事しないことで信頼関係が築けますので、深い友情、愛情で結ばれるためより心と心が結びつくようにもなります。

類義語に「気取らない」「飾り気のない」「腹を割る」などがありますが、相手と話すときは肩の力を抜いて、ありのままの自分をさらけ出し、包み隠さず気さく話すことで楽しい会話になるという意味合いのときにも使われています。

「ざっくばらん」を使った例文(使用例)

・『俺はざっくばらんな女性が好きだ』
・『友達になりたいと思う人とはざっくばらんに話して、一気に距離を近づける』
・『はい、相談係です。ざっくばらんに何でも気兼ねなくお申し付けください』
肩肘を張り、緊張しながら話すような女性よりも、肩を並べてどのような話でも話せるような女性の方が気兼ねなく付き合えていいと思う男性はいがいにも多いのです。

また、友達になりたいと思う人には最初から親しみを込めて、趣味や私生活の話をしてすぐに打ち溶け込めるような雰囲気を作り出すことが必要です。

そして、職場では客の悩みを何でも聞き入れて、解決する相談係は気持ちに寄り添ったやり取りを心がける必要がありますので、あえて「ざっくばらん」に話すよう伝えます。

まとめ

この人とは本音で話がしたいと思った相手に対しては最初から腹を割って話をしようと思う人は心を開き、自分が伝えたいと思うことを直接話したいとき「ざっくばらん」に話せるような雰囲気を作ります。

あなたもすぐに親しい関係になりたいと思う相手には壁を取り払い、最初から楽しい雰囲気で会話ができるよう話し方に工夫してみるといいでしょう。

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