この記事では、「レガシー」の意味を分かりやすく説明していきます。
「レガシー」とは?意味
「レガシー」とは、遺産、時代遅れという、受け継ぐなどの意味も持ちますが、一般的にはそれが良い悪い関係なく使用される言葉です。
「レガシー」の概要
「レガシー」は英語で“legacy”と書き、その意味は「遺産」を示します。
もともと“legacy”という言葉はラテン語で「委任」や「伝達」を意味していた言葉であるため、それが転じて「遺産」と言う意味となったとされています。
時代遅れである、時代にそぐわない物を指す場合に使用される事もありますが、古い物を受け継ぐというような意味合いも持つため、良い意味でも悪い意味でもどちらの意味でも使われます。
元々の遺産という意味が表すように、亡くなった人の実際の財産などの遺産はもちろん、その人が行った成果や業績も含めて「レガシー」と呼びます。
「レガシー」は単体で使用する言葉というより、その前後に名詞を付け加えて表される場合が多くなっています。
「レガシー」の言葉の使い方や使われ方
「レガシー」という言葉は、その前後に名詞を付けて使われます。
最近よく耳にする言葉としては、「オリンピック・レガシー」が挙げられます。
2020年東京オリンピックが開催され、その開催地となった場所に建てられた大型施競技場などは「オリンピック・レガシー」として、その後も長期的に使用されていきます。
もちろんこの様な建てられた物だけではなく、大会の成果として得られた新しいシステムや、2020年東京オリンピックでの数々の新型コロナ対策の経験なども「オリンピック・レガシー」と言えるでしょう。
しかしながら、一部の「オリンピック・レガシー」は必ずしもメリットがあるものとは限らず、一部の大会後に使われなくなり廃棄されてしまった競技場なども存在するため、負の面もあるという事を覚えておかなければなりません。
他にもコンピューター技術などで古い情報技術システムについて「レガシーシステム」と呼びます。
この場合に使用される「レガシー」は、マイナスの意味で使われ「レガシーシステム」が存在すると、それに対応するために余計なコストや手間がかかるようになってしまいます。
このように「レガシー」という言葉は、プラスの意味でもマイナスの意味でも使用されるという事です。
「レガシー」を使った例文
・『我が社のレガシーシステムを根本的に修正しなければならない』
・『東京オリンピックのレガシーを次回開催国に引き継でいかなくてはならない』
・『レガシーを次の世代に残すため、出来る事をしていこう』
まとめ
「レガシー」とは、遺産を表す言葉であり、その使用方法はプラスの意味、マイナスの意味、両方で使用されます。
どちらの意味でも遺産として受け継いでいくという意味を持った言葉となります。