「レトリック」とは?意味や使い方、分かりやすく解釈

「レトリック」とは?意味と使い方

世の中には、知っておくとトクをする表現方法もあります。

この記事では、「レトリック」の意味を分かりやすく説明していきます。

技法を学んで、日々のコミュニケーションに活かしてみてください。

「レトリック」とは?意味

レトリックとは美しく、巧みな言葉のこと。

聞いている人に感動をあたえる、すぐれた表現方法のことです。

「言い回しによって、人生は大きく変わる」と説いた方法です。

少し前に「人は話し方が9割」という本が、ロングセラーになりました。

今でも「伝え方によって、人の印象は大きく変わること」を説明した本はたくさん世の中に出ています。

「人は話し方が9割」というのは、レトリックの考えにも共通しているコミュニケーション方法です。

言葉は生き物なので、意識して用いることによって、相手に与える印象は2倍3倍と大きく変わっていきます。

レトリックでは「体言止め」「反語」「隠喩」「換喩」などを巧みに用いていきます。

言葉を名詞で止めるのが体言止め。

反対の意見を織り交ぜて、自分の主張したいことを伝えるのが反語です。

伝え方にこのような複数の技術を織り交ぜていくのが、レトリックの基本になります。


「レトリック」の概要

レトリックの基礎をつくったのは、哲学の王様といわれるアリストテレスです。

アリストテレスは弁論術という書物で「話をすること、文章を書くことはひとつの技術だ」と伝えていました。

つまり話し方や書き方に技術というエッセンスを加えることで「聞いている人や見ている人を科学的に納得させることができる」と説いたのが彼の考え方です。

アリストテレスは「レトリックのような弁論術は、訓練をおこなえば誰でも実践できる」と言っています。

学ぶ気持ちさえあれば、誰でも獲得できるのがレトリックの良さです。


「レトリック」の言葉の使い方や使われ方

レトリックは次のように用いられています。

・スピーチの技法を学びたくて、レトリックの本を購入した。

「年金問題について、政府がまたレトリックを並べている」 ・レトリックに沿った文章を書くように、上司からアドバイスを受けた。

レトリックとは修辞法のこと。

比喩や隠喩などを用いた、テクニックのことです。

スピーチや文章作成の場で用いられています。

またレトリックには「うわべだけの言葉」として、悪い意味で使用されることもあります。

TPOに応じて、使い分けていきましょう。

「レトリック」の類語や言いかえ

レトリックの言いかえには次のような言葉があります。

・修辞学
・アリストテレスの弁論術
・人を動かす、言葉の技術
・美しい表現方法
・感動をあたえる、コピーライティング
レトリックとは表現技法のこと。

文章にメリハリを付けるために、比喩などを取り入れる技法です。

「相手の心に届ける」豊かなテクニックをあらわします。

まとめ

「レトリック」の内容についてチェックしてきました。

レトリックとは修辞法のこと。

言葉の組み合わせや、言い回しを工夫して、聞き手に感動をあたえる表現方法をあらわしています。

レトリックが身に付くと、スピーチや営業の現場でいい成績を収められるようになります。

ビジネススキルのひとつとして、覚えておくと効果的です。

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