この記事では、「一般運転者」と「違反運転者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一般運転者」とは?
自動車の運転免許証の区分の一つです。
継続している免許を受けている期間が5年以上で、軽微な違反が1回のみの者のことです。
継続して免許を受けている期間とは、免許書を取得してからの通算の期間という意味ではなく、今の免許を受けてからの期間を意味しています。
軽微な違反とは、3点以下のものをいいます。
たとえば、速度超過(一般道の場合25km以上30km未満まで)、歩行区分違反、無灯火、合図不履行、車間距離不保持などがあります。
3点までならよいのではなく、1点の違反を1回行ってしまった場合も「一般運転者」になります。
有効期間は年齢によって異なりますが、通常は5年です。
70歳未満であるか、71歳以上であるかが有効期間の違いにかかわってきます。
高齢者に対しては、講習会を開いていることもあります。
「一般運転者」の使い方
運転免許の区分の一つを指して使用します。
帯の色は青色です。
「違反運転者」とは?
自動車の運転免許証の区分の一つです。
違反が2回以上、あるいは怪我のある事故を起こしてしまった者のことです。
運転に関する違反にはさまざまなものがあり、その中には人に怪我をさせてしまうものもあれば、怪我をさせないものもあります。
怪我をさせないものには、違法駐車、合図不履行、座席ベルト着用義務違反などがあります。
怪我をさせてしまうのは、すり傷程度の軽微なものもあれば、骨折のような重大なものもあります。
「違反運転者」という言葉が意味する怪我のある事故とは、軽微なものも重大なものも含みます。
怪我の大きい小さいは、治療期間によって決められています。
大きなものとされているのは、治療期間が15日以上のもの、そうでないものは15日未満のものをいいます。
入院が必要なような怪我は、治療に15日以上かかることが珍しくありません。
たとえば骨折だと、治療に15日以上かかることが一般的です。
有効期間は3年です。
他の区分よりも有効期限が短いため、頻繁に更新を受ける必要があります。
そのための時間と費用、手間がかかります。
また、更新時の講習が優良運転者なら30分ですが、「違反運転者」は2時間と長くなります。
「違反運転者」の使い方
自動車の運転免許証の区分を指して使用をします。
2回以上の違反をしたもの、または重大な違反を起こしたものをいいます。
帯は青色です。
「一般運転者」と「違反運転者」の違い
2つの言葉の大きな違いは、違反の回数や違反の内容です。
前者は違反が1回以下のものです。
その違反は3点以下の軽微なものに限ります。
後者は違反が2回以上、または重大な違反を犯したものです。
帯の色が青なのは同じです。
まとめ
どちらも車を運転する人に関係のある言葉です。
違いは違反の回数や違反の内容、有効期間です。