この記事では、「一花咲かせる」と「有終の美を飾る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一花咲かせる」とは?
「一花咲かせる」の「一花」とは、一輪の花、一つの花という意味と「一時の栄華」という意味の二通りがあります。
「一花咲かせる」とは後者の意味で使う言い方で「一時的に栄える」という意味になります。
「アイドルとして、一花咲かせてその後は引退したい」「本人は一花咲かせる気かもしれないが、現実を見て欲しい」「まだまだこれからだ、もう一花咲かせるか」「彼は若い時、商売で一花咲かせるも、その後は落ちぶれてしまった」などと、使います。
つまり一時的にせよ「盛り上がる」「栄える」といった時にこのような言い方をします。
「有終の美を飾る」とは?
「有終の美を飾る」の「有終」とは物事の最後をまっとうすることという意味になります。
「有終の美を飾る」は「物事を最後までやり通し、立派になしとげること」を、実際にした時に使う言い方です。
このような言い方をされることはとても素晴らしく、名誉なことと言えるでしょう。
「これまで色々あったが、最後の試合は、完全にこちらのペースで勝つことができて有終の美を飾ることができた」「大会で優勝し、有終の美を飾る引退となった」などと使います。
「一花咲かせる」と「有終の美を飾る」の違い!
「一花咲かせる」と「有終の美を飾る」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はそれぞれ意味が違いますので、よく理解して状況的にふさわしい方を選び使うようにしてください。
「一花咲かせる」とは簡単に言えば「一時的に栄える」という意味になります。
全盛期を一生保ち続けることは難しいものですから、このような言い方をするとも考えられます。
「売れっ子になって一花咲かせるのが夢」「一花咲かせると、東京へ出て行った」などと使います。
一方の「有終の美を飾る」とは物事を最後までやり通して、立派になしとげる、良い結果を残すといった時に使う言葉です。
それぞれの言葉の意味を理解して、使い分けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「一花咲かせる」と「有終の美を飾る」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
一時的な栄えなのか、最後までやり通し立派な結果を残したのか、状況を見てどちらの言葉が当てはまるのか考えてから使うようにしましょう。