「丁寧」と「慎重」の違いとは?分かりやすく解釈

「丁寧」と「慎重」の違い違い

この記事では、「丁寧」「慎重」の違いを分かりやすく説明していきます。

「丁寧」とは?

「丁寧」には3つの意味があります。

1つめは、ひとつひとつの小さなところにまで気を配ること、細かいところにまで気をつけて物事をすることです。

アイロンがけのことで考えてみます。

アイロンがけを面倒だと思う人は少なくないことでしょう。

面倒なことは、さっさと済ませてしまいたい。

そんなときには、「小さなシワくらい伸ばさなくてもいいか」という気持ちになり、小さなシワは放置してしまいがちです。

これは「丁寧」とはいえません。

ひとつひとつの小さなシワにも気を配り、きっちりと伸ばす。

これが「丁寧」なアイロンがけです。

2つめの意味は、言葉遣いや行動が礼儀正しくて、心遣いが行き届いていることです。

よその家に訪問するとき、手土産を持って行く人もいれば、そうでない人もいます。

手土産を持って行くのは、礼儀正しく、相手に対しての心遣いがあるといえるでしょう。

このさまが「丁寧」が意味するものです。

3つめは、文法で話し手が聞き手に対して敬意を表す言い方です。


「丁寧」の使い方

ひとつひとつの小さなところにまで気を配るという意味では、「丁寧な仕事」「丁寧にたたむ」のような使い方をします。

行動について使うことが多いです。

礼儀正しく配慮が行き届いているという意味では、言葉遣いや行動について使用をします。


「慎重」とは?

物事に対する注意の程度が高く、よく考えもせずに行動しないことです。

注意深くて軽々しくないことをいいます。

崖の細い道を歩くときのことで考えてみます。

この道は人がやっと一人通れるほどの幅しかありません。

足元は崩れやすく、今にも崩れていきそうです。

ここを通るときに、よく考えもせずに走ることはないでしょう。

足元を見ながら、一歩一歩注意深く歩みを進めていくはずです。

この場合は、崖の道を通るという物事への注意度が高く、よく考えて行動をしています。

これを「慎重」といいます。

「慎重」の使い方

物事への注意の度合いが高く、軽々しくないことを指して使用する言葉です。

よく考えなければならない場面で使用することが多くあります。

「丁寧」と「慎重」の違い

どちらの言葉もいい加減ではないさまなのですが、意味は異なります。

「丁寧」は細かいところにまで気を配るさまをいいます。

「慎重」は注意深くてよく考えて行動することです。

「丁寧に作業をする」「慎重に作業をする」など、似たような使い方をしますが、前者は細かいところにまで気を配っていることを意味し、後者は注意深く行動していることを意味しています。

「丁寧」の例文

・『丁寧に銀器を磨く』
・『丁寧に作業をする』
・『言葉遣いが丁寧だ』
・『丁寧な梱包』

「慎重」の例文

・『慎重に発言をする』
・『慎重にならざるを得ない』
・『慎重に考える』
・『慎重に判断をする』

まとめ

似たような事柄に使われそうな2つの言葉ですが、意味は異なり、一方は細かいところにまで配慮しているさま、もう一方は注意深くて軽々しくないことを意味しています。

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