「上昇」と「増加」の違いとは?分かりやすく解釈

「上昇」と「増加」の違い違い

この記事では、「上昇」「増加」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「上昇」とは?

最初に「上昇」(じょうしょう)の意味をご説明致します。

「上昇」とは、もっと上の位置、上ランクを目指すことです。

また、単純に上がることを表現していることもあります。


「増加」とは?

次は「増加」(ぞうか)の意味を解説していきます。

「増加」は、対象物の数が増えることや、意図的に自分で増やすことです。


「上昇」と「増加」の違いとは?

ここでは「上昇」「増加」の違いを説明します。

先ず「上昇」とは、もっと程度を良くしていくことや、上を目指すことです。

所謂、「上昇志向」などの言葉で表現することもあります。

一方、「増加」の場合は、対象となっている物の数が増えていくことや、敢えて増やすことです。

「上昇」と「増加」の使い方の違い

この項目において「上昇」「増加」の使い方の違いについて解説していきます。

「上昇」を使う際は、向上心を表現する際や、もっとランクなどを上にしたいときに使っていくものです。

また、上がる際にも使います。

それでは具体的な使い方を見てみます。

「僕は何事も上昇志向の精神を持って、取り組んでいる」
「お湯の温度が上昇している最中だ」
「増加」を使うときは、物の数が増えたときや、増やすときに使っていきます。

「戦闘機の数が開戦から65機、増加したのみだ」
「体重をあえて増加させて、パワーをつけた」
こうみてみると「上昇」の場合は、上を目指すときや、対象になることがもっと上にいく際などに使います。

「増加」は、数が増えるとき、自分の意思などで増やすときに使うのです。

「上昇」を使った例文

・『現在、戦闘機隊30機が高度4000mを目指し、上昇中です』
・『一生涯、上昇志向を捨てることなく駆け抜けた人だ』
・『今日は、気温が30℃まで上昇するようです』
・『野菜の価格が上昇傾向なので、節約が必須です』
・『最近、血圧が上昇気味なので、塩分などを控えている』
・『Heat stroke continues due to rising temperature』(気温の上昇で熱中症が相次いでいる)

「増加」を使った例文

・『体重が増加してしまったので、明日からダイエットだ』
・『最近、大阪市の人口が増加傾向なようだ』
・『新型コロナウイルス感染症の感染者が増加しているので、引き続き警戒が必要になります』
・『感染者増加を懸念して、緊急事態宣言と定額給付金をセットにして、2週間のロックダウンをかけます』
・『被害が増加するばかりで、戦果の方は皆無である』
・『Increase the number of personal computers to expand business』(パソコンを増加して業務拡大を図る)

まとめ

まとめとして、「上昇」の場合は、上を目指す際や、対象になるものなどが上に行くことなどを表現する際に使うものになります。

また、「増加」とは、対象になるものの数が増えることや、自分の意思で増やすことです。

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