この記事では、「不相応」と「分不相応」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不相応」とは?
「不相応」とは、ふさわしくないこと、様子という意味になります。
例えば「学生には不相応な生活」「学校に不相応な金額を持って来ないこと」などと言いますのは、学生にとってふさわしくない生活態度、学校という場にふさわしくない金額(大金)を持って来ないといった意味になるわけです。
「分不相応」とは?
「分不相応」とは、その人の身分、能力、立場から見てふさわしくないこと、その様子という意味になります。
つまり「分不相応」とは人によって違いがあるとも言えるでしょう。
「あなたには似合いますが、私には分不相応です」「分不相応な生活だったのでいずれ破綻するとは思っていた」などと、使います。
「不相応」と「分不相応」の違い!
「不相応」と「分不相応」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも「ふさわしくない」という意味は共通しています。
「不相応」とは「ふさわしくない」という意味ですが、「分不相応」は「その人の身分、能力にふさわしくない」という意味になります。
つまり同じ物を所有したとして、ある人にとっては「ふさわしい」ものであっても、自分にとっては「ふさわしくない」という場合に「分不相応」という言葉を使うわけです。
「分」には身分、能力といった意味がありますので、人に対して使う場合は「不相応」という言葉に留めておいた方が無難でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「不相応」と「分不相応」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して、ふさわしい方を選び使うようにしましょう。