この記事では、「並大抵」の意味を分かりやすく説明していきます。
「並大抵」とは?意味
普通に考えられる範囲のことや平凡などと言った意味の言葉で、圧倒的に抜きん出ているものは並大抵とは言いません。
大抵という言葉は大多数や大方、おおよそなどの意味があり、並という言葉はこの場合では同程度と一体あい゛強いと言えるでしょう。
「並大抵」の概要
「並大抵の努力では達成できない」「並大抵ではないプレッシャー」「並大抵の人では食べられない量」など打ち消しで使われることが一般的で、その結果通常を遥かに超えたすごい状態であるということを説明するケースが多くなっています。
普通といった意味合いを表す目的で「味は並大抵だ」「並大抵な車」などと言った使い方はしません。
言葉の意味合いが普通ということも有り、並大抵単体で使われることはほとんどなく、商品名などに「並大抵」と付くことはありません。
「並大抵ではない」というすごさを表した言葉でも長さがネックになるためか商品名で使う例は見られません。
並大抵という言葉自体はポジティブな意味でもネガティブな意味でもなく、「並大抵ではない」と言う意味であってもすごみが出るものの、意味合いがネガティブになるとは限りません。
なお、もともと普通という意味が含まれていることから「ものすごい並大抵」などという強調は不可能です。
また、「並大抵ではない努力」という言葉もすでに強調されており、この言葉から並大抵という言葉を使いつつさらに強調させる言葉はなく、他の言葉を使ったほうがよりすごいことを伝えることが出来るでしょう。
並大抵という概念は人間だけに適用するものではなく、腕力、サイズなどでは動物にも使え機械やプログラムの性能にも使えます。
「並大抵」の言葉の使い方や使われ方
「並大抵ではない腕力を備えている」「この試験は並大抵の努力では通過できない」「並大抵のレベルではない」「並大抵の人では脱落してしまう」「並大抵の人には出せない金額」等が挙げられますが、基本的には普通ではない、すごいと言った意味合いになっています。
「並大抵」の類語や言いかえ
「普通」「常識」「一般」「一般人」「平均的」「通常」などが挙げられ、「並大抵の努力では達成できない」という言葉の並大抵の言い換えとして使うことが可能です。
「並大抵ではない」という言葉では「すごい」「超越的」「圧倒的」「抜きん出ている」「半端ではない」「並ぶものがない」「伊達じゃない」などの言い換えが挙げられます。
なお、並大抵は英語ではGenerallyとなります。
一般的などと同じ訳です。
まとめ
並大抵という言葉は普通などの意味を持っているものの、「サイズは並大抵である」などのようにまず単体で使われることはまずなく、「サイズは並大抵ではでない」など打ち消して使うことが一般的で、すごさを例えるための言葉として使われています。
商品名などではあまり使われていません。