「丸め込む」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「丸め込む」とは?意味と使い方

この記事では、「丸め込む」の意味を分かりやすく説明していきます。

「丸め込む」とは?意味

「丸め込む」の読みは「まるめこむ」で、「物を丸めて中に入れる」と言う意味と「相手を自分の思う通りに操る」と言う意味を持つ言葉です。

特に慣用句として後者の意味で使われることの多い言葉です。


「丸め込む」の概要

「丸め込む」の言葉の語源は、「籠絡(ろうらく)する」だとされています。

この「籠絡する」「籠」には「込める・包む」の意味があり、「絡」には「からまる・まつわる」の意味があります。

従って「籠絡」の本来の意味は、「包み込んだり、まといついたりする」と言う意味になります。

この言葉は、戦国時代のドラマなどで、戦わずして、敵を様々な手段で味方に付ける場合に、しばしば使われており、耳にされた事があるでしょう。

この言葉から平易な言葉として、かつ意味も転じて、「相手を自分の思う通りに操る」ことを指す慣用句として「丸め込む」が誕生したとされているのです。

「丸め込む」「相手を自分の思う通りに操る」意味だと前項で記載しました。

この意味にある「操る」には、相手が自ら納得すると言うより、無理やり強引に納得させると言うニュアンスが込められており、「丸め込む」はネガティブな意味で使われる言葉と言えるのです。

言葉を使って、相手を納得させる意味としては「説得する」と言う言葉がありますが、この言葉には、無理やりと言ったニュアンスはなく、この点は「丸め込む」とは違います。

誰かと議論して、煙に巻かれたように、常に「丸め込まれる」傾向がある人は、相手の話し方が巧妙だと言う場合もあるでしょうが、一般的には相手に反論する知識等が不足しているケースが多いと言えます。

しっかりと、色々なことに興味を持ち、学んで知識を豊かにする事が必要です。


「丸め込む」の言葉の使い方や使われ方

「丸め込む」の言葉は、以下の例の様に使われます。

・『英語の教材等を高額で契約・販売する悪徳商法のセールスを担う人は、巧みな話術で知らぬ間に学生などを丸め込み、契約させるのです』
・『社員を集めて社長が年頭方針を発表しました。社長の熱量と能弁さに、いつしか多くの社員は引き込まれていました。終わって冷静に考えると、何となく社長に丸め込まれた気もします』
・『先輩に意見を求めると、理路整然と説明され、その場では分かった気になります。<しかし、自分が無知なために、いつも丸め込まれている気もします。もっと知識を身に付けて、真偽を見極める力を付ける必要があると感じています』

「丸め込む」の類語や言い換え

「丸め込む」は、「言い包める」「口車に乗せる」「仕向ける」「洗脳する」などと言い換える事が出来ます。

まとめ

「丸め込む」「物を丸めて中に入れる」「相手を自分の思う通りに操る」と言う二つの意味を持つ言葉です。

慣用句として、後者の意味で使われることの多い言葉です。

この慣用句には、相手が自ら納得すると言うより、無理やり強引に納得させると言うニュアンスが込められており、ネガティブな意味で使われる言葉と言えます。

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