「事故チュー」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「事故チュー」とは?新語・ネット用語

この記事では、「事故チュー」【じこちゅー】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「事故チュー」とは?意味

「事故チュー」【じこちゅー】とは、アニメやゲームなどで登場人物が他のキャラと出会い頭に唇が重なり合い、キスしてしまうという場面を指す言葉です。

小説や映画でも見られるふとした拍子に前から来た人と偶発的にキスしてしまう予想外の展開を「事故チュー」と言い、驚きと動揺する気持ちを言い表せます。

車の事故のように突然起こる出来事は防ぎようもないという状況に似た突然キスして困惑する登場人物の様子を見て、視聴者も胸を高鳴らせては同じような気持ちになり、楽しめる場面でもあります。


「事故チュー」の概要

ラブコメディーでは主人公の女性が廊下を歩いているとつまずいてしまい、横から出て来た男性と偶発的にキスしてしまう場面がありますが、これを「事故チュー」と言います。

予想していなかったのに「事故チュー」は相手に好意を持っていれば嬉しい出来事になりますが、嫌いな相手であれば事故になってしまいます。

そんな「事故チュー」はたいていが好意を持つ相手と出会い頭で起きるものであり、その後の展開は相手を強く意識し、恋愛に発展していく物語になるのもラブコメディーのお決まりパターンです。

作品によっては同性や敵対関係である者同士が「事故チュー」する場面は視聴者の意外性を高め、その後の展開に期待を集める演出となります。

この「事故チュー」が若い世代に広まったものが「ラッキースケベ」で、いきなりのハプニングに動揺する登場人物の姿が話題となりました。


「事故チュー」の言葉の使い方や使われ方

いきなり飛び出してきた相手とキスするその行為を「事故チュー」と言って、アニメや漫画では相手を意識しなければならない展開になるわけです。

登場人物の片方に「好き」という気持ちがあるときはこの展開で恋愛に発展しやすいためファンにとっては嬉しい一幕となり、その後の色恋沙汰にしていくためのいわばテクとして使われる設定の一部でもあります。

視聴者は強引な展開に驚きますが、作者としては時間がなくて細かく内容が書けないときや、恋愛要素を強くしたいときはこのような場面を作ります。

この「事故チュー」では片方だけが好きなときはもう一方がキスした後嫌がり、どちらも好きでなければ喧嘩に発展する展開に描かれる作品が多い傾向が見られます。

「事故チュー」を使った例文(使用例)

・『エロ要素のない健全な漫画では事故チューがかなりの見せ場になる』
・『ラブコメディーでは事故チュー場面がなければ物足りないと思う人は多い』
・『恋愛したことがない登場人物にとってファーストキスを捧げる相手との事故チューは嬉しい出来事だ』
まったく最後までエロい場面がない漫画では唯一事故チューが見る人を興奮させるところであり、見せ場となっていますが、ラブコメディーでは大抵がキスするのは当たり前となっているため、ドキドキするような「事故チュー」がないと不満というファンもいます。

初キスを捧げる人とは結ばれる展開になりやすいラブコメディー作品では「事故チュー」場面をわざと増やし、相手の気持ちを惹きつけるのがお決まりです。

まとめ

どこか可愛らしくも思える「事故チュー」は、わざとらしいけど胸が高鳴る演出が素敵と憧れる人が多いため、このような展開がある作品は人気を集めます。

そんな「事故チュー」なシチュエーションをわざと作り、相手の気持ちを強く惹きつけてみるのも楽しい出会いとなるでしょう。