「交流を深める」とは?意味や使い方を解説

ことわざ・慣用句

「交流を深める」について

「交流を深める」「こうりゅうをふかめる」と読みます。

学生時代から日常的に使われていて馴染みの深い言葉ですので、使い易い言葉です。

「交流を深める」の意味とは

「交流を深める」の意味と言葉の成り立ちについて紹介します。

「交流を深める」の意味

「交流を深める」の意味は「お互いにやり取りや行き来をする頻度を増やすこと」です。

お互いのことが良く分からない同士では、話し合いをしても考え方や習慣、ルールが違うので合意が難しいことがあります。

その様な時には、まずお互いがやり取りや行き来をしてどの様な考え方をしているのか、何を望んでいるのかを理解していく様にします。

その過程を「交流を深める」といい、その後の交渉や要求をスムーズに進められる様になるのです。

「交流を深める」の成り立ち

「交流を深める」「交流+を(助詞)+深める」で成り立っています。

「交流」「異なる地域や組織、文化の人々がお互いに行き来すること」「様々なものごとのやりとりが行われること」という意味があります。

「深める」「ものごとの程度を増やすこと」という意味です。

これらの言葉が組み合わさって「交流を深める」という言葉の意味になっています。

「交流を深める」の言葉の使い方

「交流を深める」の言葉の使い方には以下のポイントがあります。

動詞として使う

「交流を深める」は動詞として変化させて使えます。

「深める」は他動詞で、お互いが意図的に交流をする機会を増やしていこうとしている状態を表します。

「深まる」と自動詞になると、人が自主的に行き来するなどして、お互い交流する機会が自然に増えていく除隊を表します。

遠方にいる同士で使う

「交流を深める」は、普段中々会う機会のない人達が行き来をしたりやり取りをする時に使います。

会社など毎日会える人達と親しくなる時には「親睦を深める」と言います。

「交流を深める」を使った例文

「交流を深める」を使った例文と解釈を紹介します。

「交流を深める」の例文1

「異業種同士での交流を深めるパーティーに出席する」

最近では経済の活性化を目的として異業種のトップが集まるイベントが開催されています。

お互い情報交換をして経営のノウハウを学べる場所です。

「交流を深める」の例文2

「海外からの留学生との交流を深めて国際感覚を身に付けたい」

海外からの留学生と会って話す機会を増やして、異文化について学びたいと思う気持ちを表しています。

「交流を深める」の例文3

「サークル同士の交流を深める為にオフ会を開いた」

趣味のサークルが幾つかあるのですが、お互いの情報交換をスムーズにする為に、食事会を開きました。

初めて会う人達とも趣味の話で盛り上がったことでしょう。

「交流を深める」の英語と解釈

「交流を深める」の英語訳は以下の2つです。

「deepen engagement with」

“engegement”〈エンゲージメント)」というと日本では「婚約」というイメージが強いのですが、「積極的に活動に関与する=交流する」という意味で使えます。

“We like to deepen engage with the customer”(顧客と交流を深めたい)となります。

「deepen the interaction」

“interaction”は直訳で「交流」となり、最もストレートな表現です。

“I like to deepen the interaction with people all over the world”(私は世界中の人と交流を深めたい). “となります。

「交流を深める」の類語や類義表現

「交流を深める」の類語は以下の通りです。

「親睦を深める」

「しんぼくをふかめる」と読みます。

意味は「お互いが親しみ仲良くすること」です。

「親密になる」

「しんみつになる」と読みます。

意味は「深い交際をして極めて仲良くなること」です。