お笑い芸人の話を聞いていると、聞き慣れない言葉が出てくることもあります。
この記事では、「人生台無し」の意味を分かりやすく説明していきます。
ボキャブラリーを少しずつ増やして、会話の達人になっていきましょう。
「人生台無し」とは?意味
「人生台無し」とは、これまで積み上げてきたものが、ガラガラと崩れてしまうこと。
他人から見たその人の印象が大きく変わったり、悪い行動をして自分の一生を棒に振ったりすることです。
「人生台無し」には「台無し」という、フレーズが入っています。
「台無し」を使った文章には「出かける予定だったのに、雨で台無しになっちゃった」などがあります。
この場合の「台」とは、仏さまの台座のこと。
台座が置かれていないと、どんなに立派な仏さまも価値がないもの、貧相なものに見えてしまいます。
そこから、水の泡になること、無駄になることを「台無し」と呼んでいます。
これまで歩んできた人生が、すべてズタズタになることが「人生台無し」です。
「人生台無し」の概要
「人生台無し」というフレーズは「毒親」という言葉がひろまって、さらに定着してきた言葉です。
子どもの人生を台無しにしてしまう、つまり破壊してしまうような人物を「毒親」ということから、SNSなどで呟かれるようになりました。
最近では、むやみやたらに危害を加えてくる人を「人生台無しにしてくる人」という場合もあります。
話しあっても分かり合えない人には、自分を守るためにも、優先的に離れていくことが大切。
距離をおくことで、自分らしさを見つけられ場合もあります。
「人生台無し」の言葉の使い方や使われ方
「人生台無し」は次のように用います。
・短気な性格が災いして、結婚も仕事も人生台無しになった。
・彼の人生を台無しにしたものが、母親の存在だ。
・「人生台無しなんて言わないで。そのうち良いこともあるよ」 人生台無しは自分のおこない、他人のおこないによって人生をメチャクチャにされることです。
そのため恨みつらみを言いたいシーンで使います。
また落ち込んでいる友達に「そんなことないよ」と励ましたい時にも利用します。
使い方によって、与える印象が大きく変わる言葉です。
「人生台無し」の類語や言いかえ
「人生台無し」の類語には、次の言葉もあります。
・人生を棒に振る
・水の泡になる
・人生をめちゃくちゃにされる
・九仞の功を一簣にかく
似た言葉には「人生を棒に振る」や「水の泡になる」があります。
ちなみに「九仞の功を一簣にかく」とは、どんなにコツコツ積み重ねてきたものも、一瞬で崩れ去ってしまうことです。
まとめ
「人生台無し」の意味や使い方をおさらいしました。
「人生台無し」とは人生がすべてダメになるくらい、打ちのめされることです。
どんなにつらい状況になっても、最後のひと筋くらいは、希望の光を見つけていきたいもの。
「人生台有り」に変えて、最後はハッピーで終わりたいものです。