この記事では、「人間性」と「人間味」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人間性」とは?
「人間性」とは、その人の本性、人間らしさといった意味で使います。
よく使われる言い回しで「人間性を疑う」といった言い方がありますが、これはその人の本性に対してどうかと思う、呆れる、信じられないといった否定的な意味が込められていますので、このような言い方をされるのは良くないこととなります。
「いざという時にその人の人間性が出ると言う」「生活苦の中で彼は人間性を失っていった」「素晴らしい人間性の持ち主」などと使います。
「人間味」とは?
「人間味」とは、温かみのある人柄、性格といった意味になり「人情味」と同義語でもあります。
「人間味のある人」という言い方は、人柄を表しているのですが、良い意味合いですので、褒め言葉としても使うことができるでしょう。
「人間味のあるマスター」「あの男は仕事はできるが、人間味というものはまるでない」「人間味あふれる彼女なら受け入れるのだろうが、僕は絶対嫌だ」などと使います。
「人間性」と「人間味」の違い!
「人間性」と「人間味」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも、人そのもの、性格、内面などを表す時に使う言葉です。
「人間性」とは人間の本性、人間らしさという意味があります。
良い意味、悪い意味どちらの意味になるのかは前後にある言葉から判断します。
例えば「人間性の問題」などと言いますと、人の本性が出るといった場面で使われる言い回しです。
良い意味、褒め言葉、悪い意味、否定、非難など様々な意味が込められているわけです。
「性格」「本性」などと同じような意味と覚えておきますとわかりやすくなるでしょう。
一方の「人間味」とは温かみのある人柄という意味になります。
「人間味がある」「人間味がない」という言い方をすることが多いでしょう。
例えば冷たい仕打ちをする人のことを「人間味がない」と言うわけです。
簡単に覚えやすくまとめますと、「人間性とは本性、人間らしさ」「人間味は温かみのある人柄、人情味」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「人間性」と「人間味」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの意味を正しく理解して、ふさわしい方を選び使うようにしましょう。