この記事では、「今川焼き」と「御座候」の違いを分かりやすく説明していきます。
「今川焼き」とは?
小麦粉・砂糖・卵を水で溶いた生地を、円形の型に流し入れて、中央に餡を入れて焼いた食べものです。
大きさや形状は地域によって異なりますが、一般的には、直径は7cmほど、高さは2~3cmの型が使用されています。
タイ焼きのように2つ生地を焼き、その間に餡を挟むようにして作られます。
生地の表面はカリカリとはしておらず、全体的にしっとりとしています。
砂糖を使用しているものの、しつこい甘さはありません。
焼いているため、生地の色は茶色をしていることが一般的ですが、白いものもあります。
中に入っている餡の量は製品によって異なりますが、生地中央に集まっており、生地の隅々にまでは入っていません。
餡の代わりにカスタードクリーム、チーズ、ピーナッツペースト、うぐいすあんなどが使用されることもあります。
そのまま食べることが一般的ですが、横に半分に割って中にフルーツを挟む、バターをのせる、パフェ風にするなどアレンジも可能です。
「今川焼き」の使い方
小麦・砂糖・卵を水で溶いた生地を円形に焼き、その中に餡を挟んだ食べものを指して使用する言葉です。
餡の代わりにカスタードクリームなどを使用しているものも、この名で呼びます。
「御座候」とは?
株式会社御座候が販売する回転焼きのことです。
回転焼きとは、小麦・砂糖・卵を水で溶いた生地を円形の型で焼き、その中に餡などを入れた食べもののことです。
「御座候」は原料にこだわりがあります。
餡に使用するあずきは、北海道小豆・てぼう豆を使用しています。
独自の品質基準によって、色や形にまでこだわって選んでいます。
最小限の時間で炊き上げた、素材そのものの風味が生きている餡となっています。
白あんに使用しているてぼう豆は、絹のような滑らかな舌触りが特徴です。
白いため汚れが目立ちやすいので大切に扱われています。
「御座候」は人の手によって焼かれています。
1日に焼く数は千個以上です。
「御座候」の使い方
株式会社御座候が販売する回転焼きを指して使用する言葉です。
「今川焼き」と「御座候」の違い
小麦・砂糖・卵を使用した生地を焼いて、餡などを中に入れた食べものである点は同じで、呼び方が違います。
「今川焼」は一部の地域を除いて全国的に使用されている呼び名です。
「御座候」は商品名です。
「今川焼き」の例文
・『今日のおやつは今川焼き』
・『カスタードクリーム入りの今川焼きが一番好き』
・『今川焼きを買ってきて』
・『冷凍の今川焼きを温める』
「御座候」の例文
・『御座候を食べた』
・『御座候をお土産にもらう』
・『お店に行って御座候を買う』
・『御座候が大好きだ』
まとめ
2つの言葉が指している食べ物は、使用している素材はほぼ同じです。
商品名であるか、一般的な呼び名であるかという点が違います。