「代用」と「代替」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「代用」と「代替」の違いとは?違い

この記事では、「代用」「代替」の違いを分かりやすく説明していきます。

「代用」とは?

あるものにかえて、それと同じように用いることができる別のものを用いることです。

糖質制限をしているとします。

白米を食べたいけれど、白米は糖質量が多いです。

炊いた米の100gあたりの炭水化物量は約37gです。

そこで、白米の代わりに豆腐を使うことにしました。

木綿豆腐100gあたりに炭水化物量は約1. 5gで、白米に比べてずっと少ないです。

それでありながら、白米のような見た目で食べごたえがあります。

豆腐は白米の代わりとして利用できるものといえそうです。

ご飯の代わりに豆腐を使った場合、これを「豆腐で代用する」ということができます。

コーヒー豆を細かくしたいと考えたとします。

そのためにはコーヒーミルが必要です。

しかし、コーヒーミルを持っていません。

そこで、変わりにフードプロセッサーを使うことにしました。

同じように物を細かくすることに用いられます。

代わりのものを用いているので「代用」といいます。


「代用」の使い方

ある物のかわりに、同じように使える別のものを使うことを指して使用する言葉です。

1つのものを別の用途に使うという意味ではなく、あるものの代わりに別のものを使うという意味です。


「代替」とは?

それにつりあうような他のもので代えることです。

代替医療というものがあります。

これは、西洋医学の代わりに用いられる療法です。

東洋医学、伝統医学、民間療法などがこれに含まれます。

これらは西洋医学に見合うものです。

路面電車を廃止することになったとします。

廃止をしてしまえば、これまで路面電車を利用していた人は困ることでしょう。

そこで、路面電車につりあうような働きを持つものを導入することにしました。

たとえばバスです。

このことは「バスで代替する」と表現できます。

「代替」の使い方

あるものとつりあうような別のものに代えるという意味で使用をします。

「代用」と「代替」の違い

どちらの言葉にも「代わり」という意味合いがありますが、同じ意味なのではありません。

前者は、同じような使い方ができるものに代えるという意味です。

たとえば、砂糖の代わりにオリゴ糖を使う、ヨガマットの代わりにバスタオルを使うなどです。

後者は、あるものに見合う別のものに代えるという意味です。

交替するといった意味合いになります。

「代用」の例文

・『陶器の皿をティッシュケースの代用とする』
・『家にあるもので代用する』
・『これで代用できそうだ』
・『キッチンペーパーで代用可能です』

「代替」の例文

・『代替案を示す』
・『代替品を使用する』
・『方々を回って代替地を探す』
・『代替の企画を考える』

まとめ

代わるという意味を持つ2つの言葉ですが、それぞれの言葉の意味は異なります。

一方は代わりに用いるもの、もう一方はかわりになるものを意味しています。

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