「会見」と「会談」の違いとは?分かりやすく解釈

「会見」と「会談」の違いとは?違い

この記事では、「会見」「会談」の違いを分かりやすく説明していきます。

「会見」とは?

改まった形で人と人とが会うことです。

他人行儀な態度で会うことをいいます。

そのため、友達同士が顔を合わせるなどのことではありません。

「会見」の様子がテレビで放送されることがあります。

ある人が記者と会い、記者からの質問に答える場面をテレビで見ることがあります。

これは「記者会見」といいます。

質問に答えている側と記者とは、親しそうに見えません。

つまり、改まった形で会っているのです。

質問に答えている人は、代表者である場合が一般的です。

たとえば、政治についての「会見」だと、ある党の代表者が代表として、ある人と会うことになります。


「会見」の使い方

人と人とが会うことで、それが改まった形の場合をいいます。

公の場で使われることが多い言葉です。

友達と会う、仕事で他社の人と会うなどには使用しません。


「会談」とは?

何かをするにあたって、ふさわしい人物同士が、公式に訪ねて会って話し合うことです。

ふさわしい人物とは、それなりの地位についている人である場合が多いです。

たとえば、「首脳会談」の場合は、それぞれの国にトップの人同士が会って話し合いをしています。

このとき、非公式ではなく、公式に面会をしています。

ただ会うだけでなく、何かをするにあたっての話し合いをします。

会って食事をするだけ、会ってゴルフをするだけ、などのことではないのです。

「会談」の使い方

それなりの地位の人同士が、公式に会って話しあうことを指して使用する言葉です。

一般の地位のない人同士が会って話し合うことには、あまり使用をしません。

たとえば、学校の生徒会のメンバーが集まって話し合うなどには使用しない言葉です。

また、話し合いが公式に行われている場合に使用をします。

非公式の場合は、この言葉で表しません。

「会見」と「会談」の違い

どちらの言葉にも、人と会うという意味が含まれていますが、同じ意味の言葉ではありません。

前者は、人と人が他人行儀な形で会うことです。

会って質疑応答がされる場合が多くあります。

後者は、ふさわしい人同士が会って話し合いをすることです。

何かをするにあたって行われるものです。

前者には「話し合う」という意味は含まれていませんが、後者にはその意味が含まれています。

「会見」の例文

・『会見の様子をテレビで見る』
・『明後日会見が開かれる予定です』
・『会見で記者からさまざまな質問を受けた』
・『会見を開く予定だ』

「会談」の例文

・『幹部同士で会談を行った』
・『3時間ほど会談をした』
・『会談でどのようなことが話されたか、明らかにされていない』
・『会談は順調だったようだ』

まとめ

人と会うという意味を持つ2つの言葉です。

「会見」は改まった形で会うこと、「会談」は会って話し合いをすることです。

それぞれの言葉が意味するものは違います。

違い
意味解説辞典